こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

氷出しコーヒー

この前カルディでもらったチラシの中に『氷出しコーヒー』というのが紹介されていたので試してみました。

www.kaldi.co.jp

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ペーパーフィルターに粉をセットしたら少量のお湯を粉全体に行き渡る程度に注いで少し蒸らし、その上に氷をのせるだけ。あとはほったらかしです。

この暑さでは(室温29~30度)では氷なんてすぐ溶けちゃうって思っていたけど案外、溶けずにじっくり抽出してくれました。

2時間ちょいくらいかな。

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もちろん出来上がったときはぬるいコーヒーなので飲む時は氷を入れて。

これが透明感のあるスッキリしたコーヒーになっておりまして。

雑味がないってこういうこと?

ものすごく飲みやすいおいしいコーヒーでした。

 

ボトルコーヒー(クラフトボスなど)を買ってくることも多かったですが、好みの豆でカップに氷を入れた中に普通にドリップするアイスコーヒーが一番おいしいって聞いてからは急冷式を採用してました。

わたしの好みはちょっとだけ深煎りで酸味はなしでクセのないマイルドなタイプ。

カルディではモーニングブレンドを買います。飲みやすいしコスパもいいので。

この豆で急冷式で淹れたアイスコーヒーは苦味やコーヒー特有の後味もなくミルクとも合ってアイスカフェオレでもおいしい。

しかし、真夏にはお湯沸かしてドリップするのも暑い!

けど氷出しならお湯を扱う時間はほんのわずか。

ドリップするときの香りを味わったりはできないけれど氷出しなら汗かきかき淹れることもない。なんせほったらかしだから。

ものぐささんが一人分のアイスコーヒーを手軽においしく飲みたいならば、試してみる価値はあると思います!!(二人分以上は時間がかかりそう)

 

さて、昨日でオリンピックセーリングのレースが終了しました。

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江の島界隈では沖の方にレース中のヨットの姿を見ることができました。

双眼鏡で覗くとブイを回航するヨットの順位もしっかり確認できました。エンジンがないのなんであんなスピードが出るのか不思議でしょうがなかった。

にわかファンというよりただのミーハーです。

毎日レースのLIVE配信で上空からの江の島がアップになったり、引きになったりする度にあんなに緑が多くて美しく見えるんだと感激しました。渡り鳥たちからはこんな風に見えるんだなぁと。わたしが鳥なら確かにちょっと寄ってみたくなります。

 

コロナがなければもっと手放しで盛り上がれただろうオリンピック。

この夏を忘れない。そう思います。

 

 

 

芽切り、サクララン、オリンピック小ネタ

毎年恒例の7/25黒松の芽切り。f:id:kobitoku:20210802071111j:plain
思い通りの形になっていませんが、ここからまた新しい芽を育てて美しい形にしていこうと思います。大丈夫!キミはまだ枯れてはいないよと毎日言い聞かせています。

弱気になっちゃダメ!

 

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7月20日 今年新しくできたサクラランのつぼみが大きくなってきた。

何度も書いてるけどサクラランは前年の花の咲いたあとに翌年また花をつけ、木の年輪のようになっていくのだけど、それだと疲れてしまうのか年々、花が小さくなっていってしまう。

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なので、新しくつけたつぼみはその勢いが大いに楽しみ。

 

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7月30日 つぼみがこんなに大きくなってる。

サクラランはじっくり時間をかけて咲く。

 

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そして今朝。今年2個目の花。

開いたのは二日前で、つぼみの期間も長いけど花の期間も長くてまだしばらくは咲いていてくれます。

変わったことは何もない、いつもの暑い夏です。

 

さて、熱戦が繰り広げられている東京オリンピックですが、ここまでで心に残ったことをいくつかメモ。

  • 自転車ロードレースで選手に手渡される『ミュゼットバッグ』がかわいかった。作りたい!!
  • バドミントンを観ていたら、奥原選手がセット間にウェアのお着替えを。両腕を抜いて、次に着るウェアを上に被って、首のところから今まで着てたやつを脱ぐあのやり方!!!部活前、更衣室行くのめんどくさくて男子もいる教室で着替えるときにやったよね?わたし中高大とバド部なんですが懐かしくて涙出ました(涙はウソ)
  • 競泳の解説の松田丈志さんが萩野選手のこと「予選も準決勝も決勝もほぼ同じタイム、つまり全力だった」とおっしゃってた。タイムを調べてみたら本当にそうでジーンときました。
  • そんな松田丈志さんは「自分超えプロジェクト」をなさってますが今度はトレランに挑戦!半年後に50キロのトレランレースにチャレンジするそうです。

www.youtube.com

わたしも自分を超えたい。。。

信越五岳を制限時間15分前くらいで完走したい!(前回は13分前でした)

今週もがんばっていきましょう。


kobitoku.hatenablog.com

book.nunocoto-fabric.com

 

 

 



 

ゼロ富士五合目

ラン仲間が茅ヶ崎の海岸から富士山頂を往復するという。

田子の浦からの「ゼロ富士」は聞いたことあるけど茅ヶ崎からって・・・?

御殿場新五合目登山口までが70キロでそこから山頂までが10キロで往復したら160キロ=100マイルになるそう。

100マイルにチャレンジする猛者は4人。

この暑い中、ちょっと想像を絶するのでわたしは登山口までの70キロで参加することに。

夜通し走って翌朝6時には五合目の大石茶屋でうどんが食べられると聞いて、とにかくうどん目標で!

具体的な目標ができると頑張れるタイプです。

 

サザンビーチのCのモニュメントを午後5時にスタート!🏃🏻🏃🏻🏃🏻🏃🏻=33  🏃🏻‍♀️💦

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暮れてゆく・・・

 

暗くなってからはイマイチどこを走っているかはわからなくてただただ必死でついていくのみ。結構離れたりもしますが5~10キロおきくらいにコンビニがあるのでそこで合流。

合流したと思っても走り出すとまた離れちゃうし・・・

ゆっくりのペースだけどトレイルと違ってずっと走り続けるのがしんどかった。

歩道が途中で途切れて反対側に渡ってガードレールを跨がなくてはいけなかったり、こんなとこ歩く人はいないのか歩道が藪漕ぎで蜘蛛の巣にかかったりも何度か(泣)

けれども満月近くて月と星はきれいだった。

山北とか谷峨あたりは探鳥会で大野山を毎年訪れているので若干は土地勘あり。

けど走ってくるとこではないな。御殿場線か車でしか来たことないよ。(当たり前です)

いよいよ歩道がなくなって旧道に入る。ここではみんなで一緒に歩く。

なんでこんなとこ、こんな時間に歩いてるんだろ?っていう意味のなさが夏休みぽくていい。

コンビニはほんとにちょいちょいあってオアシスだった。

けど早寝のわたしには夜中に何か食べるっていうのが難しい。

アイスやゼリーやプリンなど喉ごしのいいものばかり選んでしまう。

あとはしっとり系のスイーツ。おにぎりは1個だけ。

後半はコンビニ入ってもぐるぐるするだけで買うべきものを決められない。寒い時期はいろいろ食べたいものあるが暑いときはなぁ・・。

そんなときは仲間の食べているものがヒントになる。

今回はポテトサラダに”お!"と思いました。今度試してみよう。←今回一番の収穫

 

途中から夜富士に登山者のライトが電飾のように輝いているのが見えた。

富士山ってどこからが富士山なんだろうね?今もう富士山かな?

などと暗い夜道での会話。

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そして最後のコンビニを出てから登山口まで10キロ800mの登りです。

ここは昨日、オリンピックの自転車ロードレースのコースになってましたね。

カッコウイカル、コルリ、ウグイス鳴いてた。ガビチョウぽいのも。

そんなにすごい傾斜ではないけど地味につらかった。ここ。

御殿場口1キロの看板があって、次にあと500mの看板があって、あと少しなんだと思ったら、それは駐車場までの曲がり角のことでその先1.7キロって出てたときには絶望した。

 

そしてついに登山口!!

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の前に検温と富士山保全協力金の徴収がありました。

 

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大石茶屋が見えてきたー

 

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無事うどんにゴール😄

 

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もしかしたら一緒に登りたくなるかなと思っていたが、そんなことは一切なく、山頂目指す皆さんをお見送り。

 

御殿場駅行きの始発バスまで時間があったのでココアを追加でオーダー。

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茶屋のおじさんが「あんただけ登らないのか」と不思議そうな顔していたけど、茅ヶ崎の海岸から来たとは知る由もなしw

 

で、わたし以外のメンバーがその後どうなったかというのはぜひこちらで↓

ysmatsud.hatenablog.com

 

 

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道はつながっているんですね〜

 

 

 

 

 

枯れるのは一瞬

またやらかしてしまいました。

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南天&ユキノシタの盆栽のこと、何度か書いておりますが

kobitoku.hatenablog.com

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2月。

 

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5月。添え物のくせして花が咲くほど元気だったユキノシタ

 

このあとうっかり鉢を落として割ってしまい、別の鉢に植え替えしました。

そのときに大きくなりすぎたユキノシタの葉は剪定。添え物らしく小さな株にして植え込みました。

そしたら翌日にはもう異変が・・・

あんなにもりもり元気で、なんだったら天ぷらにして食べるかってくらいの葉が茶枯れてきて・・・。

それでも復活を信じていたのですが、一番上の画像のようにもはや原型を留めない姿に。

ユキノシタの葉の剪定のときに間違えて南天の枝を切ってしまったりもし(切ったものは水に活けておいたら発根したのでゆくゆくは植えます)南天もなんだかさみしそうな姿に😓

うーん。。。

育つのは時間かかるけど枯れるのは一瞬なんだなぁと。

これもまたランニングと同じだなと思ってしまう。

 

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一方、黒松の方はこんな状態です。

芽切りは毎年7月25日ということで伸び放題になっています。

芽切りもイマイチまだよくわからないのでこちら↓を参考にしています。

www.bonsaichie.com

BONSAIちえさんによると7/25の芽切りでは遅すぎるようですが小さい盆栽は多少遅くても大丈夫なよう。ともかく7月末までには終わらせた方がいいみたい。

 

モミジについてのお悩み相談もありました。

www.bonsaichie.com

まさしくうちのカエデちゃんがそのように葉がチリチリ状態です。

水やりもちえさんと同じく日に3回くらい。

南西向きのベランダゆえ、西日の時間の灼熱はハンパない。半日影が必要と言われてもね。

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どれもこれもイマイチなんですが、それでも我が家の夏のベランダの過酷な環境に合わせて適応しているようにも思います。

生きものはそうやって進化する!

 

昨晩、トップアスリートの肉体を紐解く番組を観ました。

www4.nhk.or.jp

レーニングによって肉体を進化させていた。

どの人もすごかったのですが、ウサイン・ボルトの足がすごい。

土踏まずのところが全部筋肉で扁平になっていた。厚底シューズを自前の足で作っている感じ?

あと足指は親指と中指に押されて人差し指は浮いていた。完全にシューズのつま先の形になっているのが気になりました。

再放送あったらぜひ観てくださいね。

 

 

 

 

梅雨明け!

サンダル業務に忙殺されている間に梅雨明けました!

kikaさんにチャリで毎週お届けの他、お客様のご自宅まで配達に行ったり、発送したりでなんとかギリギリ梅雨明けにオーダーのサンダルは間に合いました!!

 

ので、週末はTabisukeTabizoさんのグルランに参加。

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集合場所まで走って、みんなと走って、さらに帰宅ラン(最後はグダグダ)で35キロ。

ほんとはもっと行きたいけど暑くて無理。

 

途中で拾った羽根↓

傷んでいないのでポロッと抜けたやつだと思います。

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ツグミみたいだなぁと思ったけれど、今の時期にツグミはいないはず。

ということはガビチョウかしら?→特定外来生物です

ヒヨドリよりも大きくて羽軸が太い。

鎌倉もあちこちでガビチョウだらけなのでいつかは拾うだろうなと思っていた。

 

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左から今回のガビチョウ(たぶん)、ツグミコジュケイ

今回のはコジュケイにも似ている。

 

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ヲタクな羽根コレクション。

前に拾ったのと比べると謎が解けることが多いので大事な資料です。

夏は換羽期なので、よーく鳥をみると羽根が足りない子がいますよ。

巣立った幼鳥の姿もちょいちょい見られる時期です。

 

あっついですが今週も頑張っていきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

届きました!

中止になったUTMFの参加TシャツとバーチャルUTMFの完走ワッペンが届きました!!!

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昨年同様、鏑木さんからのお手紙とレースで使うはずだったドロップバッグ(2枚)も。

(ドロップバッグのいい使い道あったら教えてください)

 

 

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去年のTシャツはUTMFのロゴばかり目立ち、コーラルピンク?カワイイ色と言えばそうなんだけど、目立ちすぎてちょっと恥ずかしくてあんま着れなかった。

今年のは着こなせそうです🙂 ピーコックグリーン。

カタチとサイズは👍

 

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バーチャルUTMFのワッペンは昨年は有料でしたが、今年はUTMFエントリー者には無料で。

嬉しい計らいをありがとうございます。

しかし、よく見ると字間や文字の大きさが微妙に違う。

2020年の方がしっかりとデザインされていると思うのはわたしだけ?

ワッペン製作業者が違うのかしら?

Tシャツのロゴもそうだけど文字組みってすごく大事ですよね。(Tシャツは2021の文字がもうちょい小さければ・・・)

違う話ですが、マイナンバーカードのキャラクター、マイナちゃんがおざなりのデザインで好きになれないし、接触確認アプリCOCOAのおそらく男女をモチーフとしたロゴマークもしかり。デザインが好きになれないという理由でこの両者を使いたくないという気持ちが強いです。うーん。

 

それなのに嫌々でもCOCOAを利用しなくてはいけなくなりました。

アプリのインストールが参加条件のレースにエントリーしたので。

9月 信越五岳110K

開催可否判断は8/20頃とのこと。

ついでに10月のハセツネにもエントリー。

UTMF2021の返金が10000円の他に26000円追加になったのでそれを使いました。(この追加返金の理由が説明聞いてもわからないけど、とにかくありがたい!)

信越は中止なら半額程度返金になりそう。(ハセツネは返金なしかなぁ)

 

ということでこの夏も走ります!!

 

 

 

 

その後の『あきない世傳 金と銀』とサンダル

九巻までを読了。

あきない世傳 金と銀(九) 淵泉篇 (ハルキ文庫 た)

五巻目まで読んだ時の感想がこちら↓でした。
kobitoku.hatenablog.com

 

その後もおもしろすぎです。

五巻目以降の五鈴屋も様々なピンチを乗り越え、商いを広げていっています。

ついに大阪から江戸に進出。

江戸の人たちは渋好み。大阪とは嗜好が違うのは『みをつくし料理帖』と重なります。

五鈴屋江戸店は田原町にあり、浅草界隈の描写が多いです。

わたしが東京の中で唯一土地勘のあるのがこの浅草界隈(靴材料、問屋さんが多い)なので、知っている地名が出てくると嬉しいし、江戸の風景を想像しやすい。

五鈴屋の新しい商品開発で伊勢木綿や伊勢型紙も登場しますが、これも手持ちのsousouの手ぬぐいで良さがわかるので、うんうんうなづきながら読み進めます。

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ほんとに使うほどに柔らかくなっていくんですよね。

手ぬぐい − 伊勢木綿のやさしい手ぬぐい

武士のものであった小紋染めを町人のものにしようと創意工夫する幸たち。

職人さんたちの心意気にもグッときます。

とにかく『買うての幸い、売っての幸せ』

これが全編を通して貫かれているのが清々しい。

逆境に知恵を絞って立ち向かう幸を見ていると自分もどうにかしなくてはと思う。

もう少し何かできるのではないか?

こびとくサンダルも、履く人にとってもっと嬉しいものになるのではないかと、幸が考え込むときの握り拳を額に当てるポーズを真似してみたり。(何も浮かばなかった・・)

 

八巻で江戸の町は麻疹禍に襲われます。

コロナ禍がなければこれを「ましんか」と正しくは読めなかったでしょう。

麻疹(はしか)の流行。

考えてみればこれまでも病の流行はあったわけで先人はそれらを乗り越えてきたのでした。

江戸の麻疹禍では多くの人が亡くなり、そのときは呉服も売れなくなります。

そんな華やいだ気持ちになれないというのがその理由。

あまりに今のコロナ禍と重なるので巻末を見たら2020年9月18日第一刷発行とありました。

 

続きを早く読みたいと思って第10巻を図書館に予約しようとしたら67人待ち。

これは購入するしかありませんね。

10巻で終わりなのかと思ったら、まだ続くようです。

このシリーズを読むと手仕事がんばろって心底思えるのでずっと続いて欲しいです。

 

オーダー分のサンダル制作も続いています。

なんとか梅雨明けまでにお渡しできるように。

ミスも多くてやり直しの嵐で全然前に進まなくて落ち込むことも多いですが、この本読んで立ち直りました。

 

追記・自分のためにメモ

「衰颯的景象

 就在盛満中

 発生的機緘

 即在零落内」(菜根譚

どん底のときにはすでに希望が中にある、みたいなこと。

なんかちょっと100マイルレースみたい。

『衰える兆しは最も盛んなときに生まれ、新たな盛運の芽生えは何もかも失った時、既に在る』

 

 

 

糸で描く物語

久方ぶりの横須賀美術館へ。

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2ヶ月間も開催期間があったのにまたもや最終日に駆け込みとなりました。(なんでいつもこうなるん?)

 

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展示は撮影禁止ですので、入り口の民族衣装のお人形のみ。

先日のくんぷう堂さんで見せていただいた東欧の民族衣装の切手を思い出させました。

なるほど、あの切手を見たからここに呼ばれたのかぁ。

 

展示は刺繍に注目したもの。

中・東欧の民族衣装、イヌイットの壁掛け、フランスのオートクチュール刺繍などずらりと並びます。

  • ハンガリールーマニアのブラウスやエプロンに施された刺繍が見事。
  • スロヴァキアのパフスリーブブラウスは肩と袖の部分のみで、冷房対策にふわりと羽織るのにとても良さそう。ああいうのが欲しい今。(美術館まで行く電車の冷房がキツくて参りました)
  • イヌイットのダッフル壁掛けは素朴で、でも構図も良くてオシャレだと感じました。ハンターと獲物、あざらし狩りなどイヌイットの暮らしぶりがわかるのも良かった。
  • 武井武雄手芸図案集』を刺繍した大塚あや子作品がどう見ても刺繍に見えないくらい曲線が繊細で驚いた。
  • 刺繍を用いた絵本『コーヒーの泡から生まれたこねこ』の原画もすごーくかわいかった。なんと言っても絵本のタイトルがいい。

子供の頃、実家の本棚にあったスウェーデン刺繍の本をいつも眺めていたことや、学生時代にミシン刺繍の作品を作ったことなど思い出した。クロスステッチや刺し子、ビーズ刺繍にもチャレンジしたことあったっけ。(どれも未完成)

おそらくコロナ禍のステイホームの中で手芸は見直されているのではないかな。

横須賀美術館は公共交通機関で行くにはあまりに遠く、今回の展示もサンダル業務でいっぱいいっぱいの時期だったので諦めていたのですが、やっぱ行って良かった。

横須賀駅からさらにバスで35分かかりますが調べてみるとうちから28キロみたいなので走っていこうと思えば行ける距離ということもわかったので次回は・・・🏃🏻‍♀️

 

併設の谷内六郎館へ。むしろこちらが目的でもある。

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こちらは撮影OK。

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『田んぼもカスリを着てる』

六郎さんらしい視線の作品。

 

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画材はいたって普通のものばかり。

やっぱりあの黄色い筆洗なんだな。(うちにもあります)

 

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大きな壁画の前で一緒に写真が撮れるようになっていました。

 

横須賀美術館は9年ぶりくらいだったみたいです。

kobitoku.hatenablog.com

 

とても好きな美術館なのでもうちょっと頻繁に訪れたいところです。がんばろ。

kobitoku.hatenablog.com

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kobitoku.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

切手でバードウォッチング

出来上がったサンダルをアトリエkikaさんへお届けに行く🚲f:id:kobitoku:20210621065207j:plain

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6/30までカンガ展開催中です。

こびとくサンダルも何足かまだ置いていただいているので紫陽花散策がてらどうぞお立ち寄りくださいね。

 

お届けした帰りに佐助の古書くんぷう堂さんに寄り道。

『額装切手コレクション』展示の最終日に駆け込みました。

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小さな額に入った古い切手の数々はほとんど売約済み。

虫眼鏡をお借りしてじっくり見ているうちにポーランドの鳥切手を衝動買いしてしまう。

何べんも書いていますがわたしの鳥切手コレクションの掟は自分で買うのではなく、お便りに貼られて飛んできてくれたもの限定。

けれどもどうしても気になって買ってしまいました。

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左上はアオゲラですよね?

アオゲラは日本固有種と聞いています。なのになぜポーランドの切手になってるの?という疑問がむくむくと湧き、

その隣はカケス、その隣は?、右端はヤツガシラ?

下段左端はジョウビタキに似てるけど違うよね? その隣はマヒワ?・・・

という具合に"調べたい"衝動を抑えきれず。

 

帰ってから調べました。

上段左端は「ヨーロッパアオゲラ」(日本のアオゲラとの違いはよくわかりません)

上段の黄色い鳥は「ニシコウライウグイス

下段左端のジョウビタキに似たのは「シロビタイジョウビタキ

その隣のマヒワに思われるのは「セリン」かもしれない。

シジュウカラに似た黄色いお腹の鳥は「キバラガラ」

シロビタイジョウビタキとキバラガラは図鑑の『珍しい種や識別の難しい種の記録』という欄に載っていました。

下段の真ん中の鳥だけまだ識別不明。(追記.ズアオアトリと判明)

わからない点は残りつつも調べられるだけ調べて落ち着くw

 

さて今回の額装切手の作家さんのKrabatさんにいろいろお話を伺っているうちに思い出しました!

昔、豆本切手帳を作ってたよね?

kobitoku.hatenablog.com

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鳥図鑑と植物図鑑。

だけど最近の切手はシールタイプになってしまい、剥がせないからと使用済み切手のコレクションをやめていた。

ところがKrabatさんによると「シールタイプも日本のは剥がせるんですよー」とのこと。

ぬるま湯にしばらく浸けるとこれまでののりタイプ同様に剥がれるそうです。知らなかった。

いやはや、思い込みってダメね。

もっと頭を柔軟に。

今週もがんばっていきましょう。

 

※Krabatさんの額装切手コレクションの展示は次は6/26〜『貝の小鳥』さんで始まるそうです

 

 

 

 

塔ノ峰から風祭へ

野鳥会メンバーさんと箱根湯本〜塔ノ峰〜風祭までを歩きました。

前回は2年前。

kobitoku.hatenablog.com

このときは阿弥陀寺まで40分とありますが今回はさらにじっくり50分!

ランのときはだいたい歩いても20分。どんだけゆっくりなんだw

 

じっくり歩くと見えてくるもの、聞こえてくるものがいっぱい。

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ギンリョウソウとテイカカズラ

 

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葉をかき分けてみるとカンアオイの花。こんな初夏に咲いてるもの?(ギフチョウの食草だそう)

 

 阿弥陀寺へのアプローチでいきなりキビタキの声。姿を探しているとオオルリの声も聞こえ、どこだ?どこだ?と見回しているとヤブサメの声が聞こえるといった具合で全然進みません。

阿弥陀寺で小休止のあと塔ノ峰までは1時間。

スタートから2時間で塔ノ峰山頂、11時半なのでランチタイム休憩。

前回と同じですが、トレランで何度も訪れている馴染みの場所だけにここでお弁当を広げるのはなんとも不思議な感じ。

昼食後はもう下るだけ。

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イカルやクロツグミの声が聞こえました。

林道に出たら、サンコウチョウの声が何度も!!!

姿が見られれば最高だけど、そう簡単には双眼鏡の中に捉えることはできません。

わたしは耳があんまり良くないのかな?

声がどこからしているかというのがイマイチつかめない・・・

 

林道歩きでもいろいろな発見が。

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オオバウマノスズクサジャコウアゲハの幼虫。体の真ん中にラインが入っている幼虫には見覚えありました。以前教えてもらったときに調べたから。

この葉には毒性があり、それを食べることで体に毒を蓄え、成虫になったときに敵に食べられないようにすると言われている。チョウの幼虫にはそれぞれ特定の食草が決まっていて、親は自分はその葉を食べることはないのに間違えずにその特定の葉に卵を生む。幼虫のときの記憶を頼りにしているのだろうか?

生き残るための戦略が工夫されていてすごい。

 

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ウラギンシジミ。図鑑を開くより早く、メンバーさんが名前を教えてくれる。

閉じているときは裏面の銀色一色。ゆっくり翅を広げてくれて綺麗な表面の模様が見られた。

わたしのスマホのシャッター音で飛んでいってしまった。とても敏感みたい。

 

この時期ならではの巣立ちビナたち(エナガイソヒヨドリなど)も見られたし、塔ノ峰からのこの「水乃尾」方面はヤブだと思って敬遠していたがそんなことはないのを知ったのでランのときは明星ヶ岳から湯本まで下るのではなく、小田原ゴールにしてもいいな。