野鳥の会メンバーさんと酒匂川へ。
前回は冬に歩いていました。
季節が違うので見られる鳥も違うはず。
探鳥会紹介文には『夏羽のシギチドリ類(特にメダイチドリ、ムナグロ、イカルチドリ)、コアジサシ、カモ類、カモメ類、カワセミ、ヒバリ、コシアカツバメ、イワツバメ、セキレイ類、セッカなど』とあったのでワクワクして出かけた。現地に向かうバスの中で"ツバメチドリ"いるかもとの情報に慌てて図鑑で調べる。今まで全くノーマークの鳥だった。飛ぶ姿がツバメのように見えるらしい。
いろいろ期待に胸膨らませて酒匂川河口へ。
ツバメがびゅんびゅん飛び交い、ヒバリの早口のさえずり、オオヨシキリの大きな声が響く中。
遠くの砂洲にシギチ類らしきものが動いている。
コチドリ!ハマシギ!メダイチドリ!ムナグロ!とのことだったが双眼鏡では厳しい距離。
望遠カメラをお持ちの方でも厳しいとのこと。
望遠鏡の中に捉えたものを覗かせてもらってようやく納得。これは双眼鏡では到底無理で、ひとりで来ていたら何ひとつみつけられないレベルかと。
でもそれではダメなので、双眼鏡でわかる範囲にいる鳥狙いで自分は歩きます。
海岸に出る。
コチドリは割と近くにいてくれて観察できた。
沖の方にいるオオミズナギドリは肉眼ではほぼ見えず、双眼鏡では線か点のよう。
その時、波間にプカプカ浮いている鳥をみつける。もちろん双眼鏡ではシルエットでしか見えない。望遠鏡だと首に網目みたいな模様が見えて"マダラウミスズメ"とのこと。
聞いたことのない名前で、ハンディタイプの図鑑には載っていなかった。。。
メンバーさんの中でも「初めて見た!」との声があがっていたので相当なレアだったのだと思う。
今の季節限定ですか?ときいたみたら、そうでもないってことでしたが。
それにしてもリーダーさんの神がかり的な識別に驚く。
あ、〇〇の声が!とおっしゃるもわたしにはさっぱり。
コムクドリの小さな群れが飛んでいったときも瞬時にムクドリじゃなくてコムクドリってわかったのは何故なんだろう?
お弁当食べながら図鑑でおさらい。
その時にさきほど観察したムナグロとダイゼンがクリソツなことを知ったが、リーダーさんによるといる環境が違うとのこと。「ダイゼンはこういうとこにはいないですねー」
図鑑によるとダイゼンはムナグロよりも湿った環境を好むとある。
酒匂川は干潟というよりはもう少し乾いた環境ということか。
あとダイゼンは飛ぶと脇の下が黒いと覚えておこう。
夏羽に変わる途中の個体はなんだかよくわからなかったけれど、すっかり夏羽に変わったあとのまさしく胸黒な個体は特徴的で美しかった。
前回もそうでしたが、今回も1~2キロ進むのに1時間というペース。
日陰が全くないせいもあったのか、結構グッタリに。
走る方が楽と思ってしまったw
この日見聞きした鳥は50種以上。とはいえ、わたしは一部は確認できず。
それでも新しく9種を加え、今年見聞きした鳥は93種になりました。
ちょっと他力本願の観察なのでズルした感もありですが🙏
やっぱ自分ひとりでみつけた時が喜び大きい。しかも近所で、というのがね。
先週は近所の緑地でエゾムシクイの声!(わかったの偉い)
昨日の朝ランでフクロウの声!(昼も鳴くときがあるんだそうです。特に子育て中)
さえずりの季節はとにかく声ですね。
まだまだ精進したいと思います。