こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

ハシボソミズナギドリ

いつものように双眼鏡を持って江ノ島に散歩に行ったときのこと。
チュウシャクシギはまだいるかなぁといつもの岩場を目をこらして見ても、鳥の姿は全くなし。それでもしつこくその場で沖合に目を向けていたりしたら、何やら翼の長い黒っぽい鳥が飛んできた。ツバメのような飛び方だけどツバメより全然大きい。何だ?と思っていたら海面に着水。そのまま波間に揺られている。何だ?なんだ?ナンダ?と必死で双眼鏡の倍率をあげて覗き込む。しかし、遠すぎて黒いシルエットで浮かび上がるのみで識別には至らない。うーん、前にみたことのあるウミスズメか?とにかくその大きさやイメージをアタマに叩き込み、家路を急ぐ。帰るやいなや図鑑を開いてみると『ハシボソミズナギドリ』だろうということが判明。タスマニアで繁殖を終えて春から夏にかけて日本近海を北上する鳥なのだ。サーファーの人にきくと沖で波待ちをしていると黒っぽいこういう鳥が浮かんでるよというので調べてみると江ノ島付近でみられる鳥の中にこの鳥の名前もあった。ちょうど今頃に多く観察されるそうな。体長は35センチと書いてあるがそれより小さな気がしたがきっと近くに寄るとそのくらいなのかな。

探鳥会でベテランウォッチャーの方々に教えてもらいながら鳥をみるのもいいけどやっぱり自分のフィールドで自分ひとりで初めて出会う鳥は格別だ。パッと見て辺りに全然鳥の姿がなかったとしてもその場でもう少しじっとしていれば必ず鳥の方から姿を現してくれる。わたしたちは見ているようで何も見えてないということが多いのだ・・・。

本日の作業。そうだ!ピンクがあったのだ!
ストライプの革にブルーや白の革を合わせることばかり考えてたけど
ピンクもいい!でも残りわずかの余り革でした。あと一足分とれるかどうか

そして明日はついに搬入です。果たして間に合うのか?