こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

においが眠るまで

匂いに敏感な17歳のひのき、亡くなった父の匂いを探す旅に出る・・・という映画を観ました。

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父親はコーヒー豆焙煎店を営んでいて、全国のミニシアターをコーヒー豆を行商しながら巡っていた。その時に観た映画の感想が書かれたノートを手に父が残したコーヒー豆を配りながらひのきもまた、ミニシアターを巡る旅に出る。(というか家出)

父親の愛用していたエプロンに残された匂い。それをジップロックに封じ込め、旅先でお父さんの匂いを作ろうとする。加齢臭にコーヒーの香り、ハンドクリームの香り、みつけたものを足していくが、それでも何か足りなくて・・・。

高校生だから、父に対してあんな風な態度じゃなければよかった、ああすればよかった、こうすればよかったって沢山の後悔があって、そんなひのきの気持ちが痛いほど響く。

💧💧💧💧💧😭

 

有名な俳優さんは出演していないようだし、全国で上映館が二つのミニシアターのみだったので自主制作映画のようなやつかなと思っていたが、全然違ってとても良かったです。

ひのきが最後に訪ねるミニシアターはすでに閉館して更地になってしまっていて、元オーナーの杉浦さんちに転がり込むのですが、その杉浦さん役の池田良さんがいいなぁ💕と思ってしまった。

映画の中でも杉浦さんの娘ルカちゃんがひのきに対して何か感じたようで不機嫌になるので、ひのきも杉浦さんのことをいいなぁと思ったのは確かで、でもそれほどイケメン俳優さんではないので、なんでだろう?と思ったり。

 

入場券には27COFFEEの割引特典付きでした。

コーヒー屋さんはどんどん増えるけどミニシアターももっと増えて欲しいな。