文化の日、
横須賀美術館へ出掛ける。開催されていたのは
澁澤龍彦幻想美術館展。ラッキーなことにというかアンラッキーなことにこの日は美術館の無料開放日。そうとは知らずに出掛けたので、入館料無料は確かにうれしいことではあるが、とにかく人が多いことにうんざり・・・。
平日出歩くことが多いわたしにとっては休日の混み合った美術館は「サイアク」なものに感じられたのだった。おまけに予想通り、帰りのバスはバス停で積み残し30人!というくらいの混雑ぶり。しかも道路は渋滞で
横須賀駅までなんと1時間もかかってしまった。近いようで遠いよ、
観音崎![](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kobitoku/20191206/20191206200019.gif)
・・・。
そんな訳でせっかくの展示もゆっくり鑑賞できなかったりもしたのだが、印象に残ったこともいくつか。ひとつは
堀内誠一さんからの龍彦宛のフランスからの手紙。以前読んだ
『パリからの手紙』![](http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=kobitokucom-22&l=as2&o=9&a=4888882797)
にあったあのアエログラム(
航空書簡、封筒なしの折り畳み式の書状)そのものが展示されていた。展示されていた三通のうちの一通が
ヴェネチアからのもので(堀内さんは
ヴェニスと書いていた)車が通ってないことがとてもいいというような内容のことが書かれていた。手紙ってこういう風に書くものなんだよなーと思わせるような素敵な手紙だった。
もうひとつ印象に残ったのは龍彦の書斎に置いてあったいくつかのものの展示。ガイコツとか標本とか飾るのが好きだった龍彦氏。貝殻も展示されていた。その中にこの貝↓があったのだ。
![](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kobitoku/20191205/20191205223321.jpg)
これは先日の沖縄でみつけた貝。こちらで見るよりずっと大きくて珍しいので拾って持ち帰った。これと同じものが龍彦氏の書斎にあったのだった。きっと沖縄を旅行されたときに同じような気持ちで持ち帰ったのでは?と親近感を覚えた。今度、この貝の名前を調べてみよう。
帰りは逗子で途中下車。逗子在住のお友達と飲み食いして帰る。逗子はやっぱりいいなー。
お出かけの多い週だったので今日は1日仕事します。