
オキナエビスコーナーが有名なこの博物館ですが、こびとくには真鶴・相模湾の近海物コーナーの方が魅力的。やっぱり身近なものに興味をひかれます。
以前から気になっていたサクラガイ、カバザクラ、エドザクラ、オオモモノハナなどの比較もここでバッチリ

ウノアシ、コガモガイなど鳥の名から名付けられた貝もアリ。
タコブネ、ネズミノテ、ハリナデシコ、ホトトギスガイ、など気になる名前を片っ端からメモってきました。(いつか出会えますように)
世界の美しい貝もたくさん展示してありますが、そんな中でも特にきれいだなぁと気に入ったのがキヌヅツミの仲間。


一緒に展示を観ていた夫(佐賀出身)が突如、ある貝の前で「懐かしい〜!!」と叫びました。
その貝には『アゲマキガイ(有明海)』という表示が。
彼が幼少の頃、この貝をよく採って食べたのだと言います。アゲマキという呼び名はマテ貝の方言だと思っていたそうですが、ここでマテ貝とは別だった(よく似ていますが)と判明。「バター焼きで食べた」とのことで、北陸出身のわたしには何のことやら・・・サッパリ。帰ってから調べてみると現在ではそのアゲマキガイも激減し、滅多にお目にかかれない珍味のようでした→*
貝は食用の他にもいろいろ利用されるもののようで、レイシガイ、イボニシは海女さんによって手ぬぐいを染める染料にされた(貝紫)とか、中国ではマドガイという貝を窓に使ったとか(?)などとへ〜と思うようなこともいっぱいでした。
貝の切手の展示の中に1987年発行のウミウシ切手も発見。
(誰かこれで手紙を送ってくれないかなぁと熱望)
何時間でもいられそうな博物館でした♥