こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

糸で描く物語

久方ぶりの横須賀美術館へ。

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2ヶ月間も開催期間があったのにまたもや最終日に駆け込みとなりました。(なんでいつもこうなるん?)

 

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展示は撮影禁止ですので、入り口の民族衣装のお人形のみ。

先日のくんぷう堂さんで見せていただいた東欧の民族衣装の切手を思い出させました。

なるほど、あの切手を見たからここに呼ばれたのかぁ。

 

展示は刺繍に注目したもの。

中・東欧の民族衣装、イヌイットの壁掛け、フランスのオートクチュール刺繍などずらりと並びます。

  • ハンガリールーマニアのブラウスやエプロンに施された刺繍が見事。
  • スロヴァキアのパフスリーブブラウスは肩と袖の部分のみで、冷房対策にふわりと羽織るのにとても良さそう。ああいうのが欲しい今。(美術館まで行く電車の冷房がキツくて参りました)
  • イヌイットのダッフル壁掛けは素朴で、でも構図も良くてオシャレだと感じました。ハンターと獲物、あざらし狩りなどイヌイットの暮らしぶりがわかるのも良かった。
  • 武井武雄手芸図案集』を刺繍した大塚あや子作品がどう見ても刺繍に見えないくらい曲線が繊細で驚いた。
  • 刺繍を用いた絵本『コーヒーの泡から生まれたこねこ』の原画もすごーくかわいかった。なんと言っても絵本のタイトルがいい。

子供の頃、実家の本棚にあったスウェーデン刺繍の本をいつも眺めていたことや、学生時代にミシン刺繍の作品を作ったことなど思い出した。クロスステッチや刺し子、ビーズ刺繍にもチャレンジしたことあったっけ。(どれも未完成)

おそらくコロナ禍のステイホームの中で手芸は見直されているのではないかな。

横須賀美術館は公共交通機関で行くにはあまりに遠く、今回の展示もサンダル業務でいっぱいいっぱいの時期だったので諦めていたのですが、やっぱ行って良かった。

横須賀駅からさらにバスで35分かかりますが調べてみるとうちから28キロみたいなので走っていこうと思えば行ける距離ということもわかったので次回は・・・🏃🏻‍♀️

 

併設の谷内六郎館へ。むしろこちらが目的でもある。

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こちらは撮影OK。

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『田んぼもカスリを着てる』

六郎さんらしい視線の作品。

 

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画材はいたって普通のものばかり。

やっぱりあの黄色い筆洗なんだな。(うちにもあります)

 

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大きな壁画の前で一緒に写真が撮れるようになっていました。

 

横須賀美術館は9年ぶりくらいだったみたいです。

kobitoku.hatenablog.com

 

とても好きな美術館なのでもうちょっと頻繁に訪れたいところです。がんばろ。

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