またもや駆け込みで行ってきました。
本当は会期終了前にブログでご紹介したかったのだけど・・・すみません。
約100点の作品の展示で見応えあり。
初期の自画像や婦人像などの絵画からパリ時代、帰国した戦中戦後、ニューヨーク時代、ハワイ時代と作風の変化を時代順に観られる。具象から抽象へ変わっていくし、色彩もハワイ時代は鮮やかに。
ハワイ時代の『角と丸』『地図の中の日曜日』が良かった。
絵描きには、定年がない。死ぬまで未知のものに向かって走り続ける。
わたしもそちらを訪れたことがありますが、観ていない作品(記憶にない作品)が多かった。
三越の包装紙のデザインが猪熊さんだというのは丸亀で知ったのですが、今回の展示にはその原画『華ひらく』の題材になった石2点も展示されていた。
この石が結構な大きさで存在感たっぷり。
海岸でみつけた石から包装紙のデザインを思いつくのはさすがと思います。
三越の包装紙はランダムに楕円形が散らばっていますが、それは何をどのように包んでも良いようにデザインされたもの。自由でありながら計算されたものであるのです。すごいな。
華ひらくについて詳しくはこちら↓
美はどこにでもかくれている
『対話彫刻』という小さなオブジェ群は煙草をやめた猪熊さんが手持ち無沙汰に作ったもの。
煙草はやめられたけど手が『白くて細い紙巻きの友情を忘れることができなかった』そうで気づくとなんでも煙草の大きさに針金で巻いてしまっていたみたい(笑)
芸術の秋、読書の秋、食欲の秋。
ちょうどいい気温がもうしばらく続いて欲しい〜
今、読んでいる本。半分まで来たけど、結末どうなるか?
おもしろかったら感想書きます。
追記
併設の谷内六郎館では『いくらでもスープ』を知る。
肉とあり合わせの野菜をバターで炒め、牛乳で煮込んだスープはおいしくていくらでも食べられることから六郎さんの家族がこれを『いくらでもスープ』と名付けた。
横須賀市の公立小中学校では12月1日に給食で『いくらでもスープ』が提供されるそう。