こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

今年の芽切りは前倒しで

毎年、黒松の芽切りは7/25と決めていたけれど、今年は少し前倒しの7/21に。

Before

昨年はこちら↓

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苔を外して土を入れ替えたり、肥料を施してあったので今年は元気。(のように見える)

さあ、盛大に新芽を切るのだぁ〜と意気込んではみたものの、いざ対面するとどこから手をつけていいのやら・・・悩みました。

盆栽ちえさんのやり方を参考に。

www.bonsaichie.com

参考にするんだけれど、どうもうまくいかない。

どこを切っていいのやら。

かつて新芽は全部切る、古葉だけ残すと教わったけどそれだと切り過ぎてよわよわの感じになるから全体を見ながら将来理想の形になるようにとイメージしながら切りました。

After

彫刻をしている気分。

葉が上向きに伸びる形にしたいのだけど・・・

うーーーん  難しいです。センスない。

 

とはいえ、この黒松も我が家に来てから8回目の夏を迎えてます。

これまでたくさんの盆栽を枯らしてきただけに一番の古株がまだ残っているのは奇跡的とも言える。

先月の加賀スパボラ遠征は五泊六日だったのでとにかく盆栽たちが心配だった。

ペットボトルに水を入れて鉢に刺しておく方法と受け皿に水を張って鉢をつける方法とマンション管理人さんに水やりをお願いする方法で乗り切りました。

(ペットボトルがジョウロになるパーツを100均で購入)

山中温泉から帰ってきたら、全員無事で、むしろ出かける前より元気になっているくらいで。

でも帰ってきたあと数日でニオイカエデの葉が次々に散ってしまう・・・😭

 

もうダメかと諦めたがその後復活の兆しが!

新しい葉が出てますよね?ね?

ということで首の皮一枚でつながったようなニオイカエデ。

この夏の猛暑を乗り切れるか?

 

一方で暑さにめっぽう強いサクラランは絶好調。

6/10に今年ついた一番芽が開花。

今年ついた花芽は現在3個目。古い花芽も4個開花しました。

加賀スパボラ遠征の6日間、何のケアもせず、水やりなしの放置ですよ。

 

こういう強い子にわたしもなりたい・・・

 

 

 

今年の桜

4回目の春を迎えた御殿場桜。

4/12 開花宣言

 

4/18 満開

 

4/10のニオイカエデ

 

今朝のニオイカエデ。新緑もりもり。

 

御殿場桜が我が家に来たのは2022年。

その年のUTMFの受付当日。剪定して心を落ち着かせたのを思い出します。

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きっと毎年この時期になれば思い出すのだと思う。

これから大冒険が始まるのだというドキドキ。

二晩徹夜という非日常。

 

UTMF改めFUJI100。

今年も選手ではなくボランティアスタッフで参加します。なので徹夜はひと晩だけ。

麓エイドで場内の誘導担当です。

選手の皆さんがエイドで英気を養い、元気に次のエイドに向かえるように頑張りたいと思います。

アルトラのライトイエローのスペリオールを履いているアラ60がこびとくです。

見かけたらお声かけてくださいね。

パワーを注入させていただきます!

 

 

 

 

 

ナンザンスミレではなかった話

今年はいっぱい咲きました。

種がはじけて植木鉢の脇に自然と根付いたようで。

毎年、3月になると嬉々として『ナンザンスミレが咲きました!』と投稿していたのですが

kobitoku.hatenablog.com

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今まで咲いていたのはナンザンスミレではなかったみたい。

一昨年に買った苗はコレ↓

今と葉っぱの形が違う・・・薄々気づいてはいたけれど、どこで入れ替わってしまったのか?

ナンザンスミレでないなら何なの?と疑問が湧き、調べます

どうもノジスミレのようです。

決め手は葉の形、茎がないこと、花弁に毛がないこと。

花がちょっとだらしなく見えるという不本意な特徴も当てはまるようです。

 

で、他に色違いの白いのも咲いているんです。

これもノジスミレなんだろうなと思っていたのですが、なんか違う。

 

スミレの識別は距(きょ)と呼ばれる部分もポイントになります。

この矢印のところが距です。ノジスミレのは細長い。

 

こちらの距はずいぶん太いと思いません?

比べるとだいぶん違う。

この白い花の方はアリアケスミレの特徴と一致する。

茎がない、葉がヘラ状、距が太くて短い。

そしてアリアケスミレは花弁に毛があるという。

けどないんですわ、毛。

じゃ、何スミレ?と悩んでいたら、アリアケノジスミレという交雑種があるとか。

そんなのアリ?

真相はわかりません。

 

買ってきたはずのナンザンスミレが消えて、植えた覚えのないスミレが2種、花を咲かせる。しかもどんどん増えてきている。期せずして寄せ植え鉢が出来上がっている。

お前、無理だろと思っていた枯れ木状態のニオイカエデにも新芽が!

嬉しい春です😊

 

 



 

 

 



ミネズオウ

今年も相模小品盆栽展へ。

黒松がたくさんあって💕💕💕

楓は皆、芽吹前で葉がない状態(寒樹といいます)を愛でます。

うちの子(匂い楓)もう駄目なのかな?と心配してましたが、これでいいのだと少し安堵。

で、今回もよせばいいのに販売コーナーへふらふらと。

 

実はうちにこの湯呑み茶碗がありまして、ある日を境に底から水が漏れるようになり。

 

どう見ても漏れるはずないのに気がつくと空っぽになるくらい漏れる。

謎なんですが、どうも高台のところにヒビがあるみたい。

水が漏れるなら植木鉢として使えるじゃないかと閃きまして、なんか植えるものを買いたいな〜と。

 

棚に並んでいた時は名札がついていたのだけど、購入したときに取られてしまったようで家に帰って植えつけすると名前がわからなくなってしまったこの植物。

スマホの画像を調べる機能で調べたら『ミネズオウ』がヒット。うん、そんな風な名前だった気がする。

www.flower-db.com

やってしまった・・・ハイマツの生える高山の岩場に自生するって?!

高山植物がうちのベランダで生きてゆけるはずない・・・ごめんよ〜

 

以前、購入したバイカオウレン那智泡盛升麻もすでに枯らしております。

kobitoku.hatenablog.com

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潮風と西日の当たる灼熱のベランダで山野草が育つわけもなく🙏 🙏 🙏

けど八ヶ岳の岩場など過酷な条件で生きる植物ならば丈夫で強いじゃないの?と少しだけ希望を持ち、水やりしてます。

大丈夫!今年は咲く。今年はね。

 

 

 

 

 

 

 

 

黒松が好き

小品盆栽連合展開催のお知らせをいただきましたので平塚の花菜ガーデンへ。

6月のみなづき展とは季節が違って、実のなる木の展示多めで、それもまた良い。

今回も人気投票があってベスト3を選びながらの鑑賞。

 

小さめシリーズにどうしても目がいってしまう。

けど以前ほど豆サイズでなくてもいいなと思うようになった。

 

最上段の黒松が良き。

 

これも上段の黒松に目がいく。

 

少し葉がすいた黒松もいい。(右端)

 

盆栽で松といえば、黒松、赤松、五葉松。

黒松と赤松は少し似ているが幹の色が違う。黒っぽいのが黒松で赤っぽいのが赤松。

葉が硬くて触ると痛いくらいなのが黒松。赤松の葉はもう少し柔らかい。

そんなことから黒松は男松、赤松は女松とも呼ばれるそう。

五葉松も洒落てるなとは思うけど、やはり断然、黒松だ。

海の近くに生育し、とにかく丈夫。男前なところが好み。

だけど我が家の黒松はなんだか華奢で幹もあんまり黒くない。

もうちょっと逞しい感じに育てたい。

そんな願望を抱きつつ、会場内の売店コーナーを物色。(今回は買わないと決めていた)

あ、いいな!と思うものは10万超え。

うちのは3000円くらいで買ったものだけど、ン万円くらいの価値はあるかもなどとニンマリ。ウチの子カワイイ。

2017年の大晦日に購入。

なんだかんだ7年目。

何度か貼っていますが購入当初の画像↓

今は別人のようだけど、もう一度ここを目指したい。

幹も枝も黒い。(今は白っぽい・・・😔)

 

 

花菜ガーデンの図書室もおすすめです。

 

 

 

 

 

 

7/25は芽切りの日

日にちを決めると忠実に守るタイプです!

今年も7月25日に決行の黒松の芽切り。

昨年はこちら↓

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毎年律儀にやっております。

過去ログ辿っていくと2018年からの恒例行事のよう。

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この子も昔は元気だったよなぁ・・・

 

今年は植え替えもして、肥料も多めにあげたし、少し復活の兆しがありました。

before

 

after

 

いつまでたっても、思うような形にならず。

それでも愛しい。

 

 

 

那智泡盛升麻

今月初めに盆栽展に行った時のこと。

昨年も同じ時期に行っております。

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今年は会場まで走って行く🏃🏻‍♀️20キロ弱

今回も人気投票があり、好みのものを選びながらの観覧。

昨年はとにかく小さいのがめんこいなーと思ったのだけど今年は少し違う目線にも。

 

上段 黒松、下段左  匂い楓。どちらも我が家にもあります。

同じ種と思えないくらいの風格。

うちに来るとみんな弱々しくなってしまうのな。なんでだろな。

とにかく会場にある盆栽はみな、緑が濃い。

うちのはどれもこれも黄緑がかっている。

西日のせいか潮風のせいか?

 

今回は初日のオープンと同時に入場したので苗の販売コーナーが盛り盛りで嬉しくて、つい・・・

 

買ってしまいました。枯らすからしばらくは自粛しようと思っていたのに。

ナチアワモリショウマと名札がありました。

帰ってから調べたら、和歌山県産で、那智泡盛升麻というらしい。

升麻はサラシナショウマの升麻。

見るからに湿っぽい日陰で育つ山野草という感じなので、我が家にはぜーったい無理とわかってはいたけれど、なぜか気に入りました。

 

植え付けから3週間。すでに怪しい雰囲気。

少し前までは泡のような白い花が見られました。

ベランダ以外の置き場所考えないとなー。

 

割れた鉢をテープで止めて応急処置したまま数ヶ月のサクラランをようやく植え替え。

Onのシューズで砂利道を走ったときに底に挟まった小石が貯まったので鉢底に。

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今年も信越五岳110Kに向けて、川沿いの砂利道を"ガレた林道"になぞらえて走ってますが、どうもOnのシューズは改良されたようで先日おろした新しいCloudflowはあんまり小石が挟まらなくてつまらないのでしたw

 

 

 

 

 

三度目の春(御殿場桜の記録)

サンダル帽子話ばかりしているうちに、ブログに書きたいと思っていることが渋滞中。

どんどん投稿していきますね。

 

少し季節を遡ってみます。

今年の御殿場桜。

4/15→4/18→4/25→5/2

去年よりだいぶん遅いです。そしてなぜか下の方に花が咲いた。

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で、剪定は今朝になってようやく・・遅すぎ

花が遅かったから5月に突入してしまい、サンダル関連業務に忙殺されてて手帳に『桜の剪定』と書いてあったものの放置してました。

来年以降のためにポイントを書いておきます。(全てBONSAIちえさんの教え)

  • 花の咲き始めから10日くらいで剪定する
  • 枝の負担になるので実がならないよう花柄ごと取る
  • 新芽のところまで枝も切る
  • 切ったら肥料を与える

針金をかけて輪郭を作って、はみ出た葉や枝を切って形を整えキープしないといけないのにこれまで何もしていなかったので間延びした枝の桜になってしまっています。

思い切って枝を短く切って新芽が吹くのに賭けるのもあり。

www.bonsaichie.com

4~5月にしっかり肥料を与えて力をつけてから大きく切るんだそう。(怖くて賭けられない)

今日で5月は終わりだけどとにかく肥料だな。

花をたくさんつけると樹は疲労してしまうのでたくさん花が咲いた次の年は回復させる枝づくりの年とした方が良いようです。

そういえば我が家の10年もののヤマアジサイ、アジアンビューティも昨年思い切った剪定をしたところ、今年は花付きがとても良く、次々と咲いています。

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昨年購入したヤマアジサイ海峡も咲きました。

買ったときは一輪だけ咲いていたけど、枝分かれして今年は二輪咲きました。

これもちゃんと剪定しなくては。

 

ニオイカエデも盛り盛りになってきたので少し切りました。

5月中旬に黄色い花が咲いてたのにはびっくり。

 

盆栽の手入れや剪定はやってしまえばさほど時間がかかるものではないのに、4月5月は心に余裕がなく、気にしながらも水やりするのみ。

強風で割れた鉢をガムテで止めて数ヶ月そのまま使ってたりもし、昨日ようやく鉢を購入。

落ち着かないと何もできない性分を脱しないといけないとつくづく思う今日この頃です。

 



 

 

 

 

 

 

豆盆栽考

4/10  ボケの花が咲きました!

ボケは木瓜と書くんですね。

近所に地植えされている木瓜は桜よりずっと先に咲く。でも今年は遅かったような。

近所で木瓜の花が咲くとサンダル制作しなきゃと焦りを覚える時期でもあります。

(今年のkikaでのサンダル展示は5/17~5/26を予定しております)

 

いろいろ芽吹きの季節で楽しい。

もう駄目なのかと思っていたニオイカエデも葉が出た。

 

ヤマアジサイ『海峡』もこの通り。ヤマアジサイは丈夫だから信じてたけどね👍

花が咲くかどうかはまた別の話w

 

先日、盆栽小品展に出かけました。

どれもキリッとしていてこういうのが盆栽なんだと思う。我が家のは盆栽とは言えないかも。

針金かけたり盆栽らしい手入れもできていないし、うちのはただの小さい鉢に植えた植物でしかない。だけど展示を見ているとわかってくることもある。

盆栽で代表的な常緑樹は黒松、五葉松、真柏など。

黒松がカッコよくて好きだと思う。とにかく黒松に目がいく。

真柏は幹が白いのを骨に見立てて鑑賞するらしいが、その白が嫌い。なぜ白骨化が良しとされるのかまるでわからない・・・。

"草もの"と呼ばれる添えられた山野草に萌える。

展示の時節柄、楓など落葉樹はすっかり葉が落ちた寒樹の姿なのだがそれがいい

 

50年ものの山もみじがあって、これまでの変化が写真で展示されていた。

盆栽だけどちゃんと幹も太くなってきてて貫禄が出てきていた。

こんな小さいのに50年ってすごいと思った。

秋になったら紅葉して、葉が全部散って、春になったら新芽が出て新緑が輝く。

うちのニオイカエデもそうやって50年生きるかどうか。(がんばります!)

 

盆栽展の帰り道は泉の森経由で。

桜もいいですが、イロハカエデの花も線香花火みたいで可愛いです。

今が旬なのでみんなも見てみて!

 

植物を見ていると自分の好みがわかってくる。

何が好きかということは、何がしたいか、どうしたいか、どう生きるのかということに繋がっていく気がします。

 

 

 



今年の桜

4/2  材料の仕入れに行った浅草ではまだ満開ではなく。

 

4/5  段葛の桜が見たくて二の鳥居グループランへ。

ここのは若木だから鎌倉一フレッシュできらきらしてる。早朝は人がいなくてなお良い。

 

土日も桜を求めて走ったり、歩いたり。

小田原城の桜は大きくてそれぞれ形がカッコよかった。

 

地元の桜も良くって

 

結局のところ、遠くに出かけなくても近所の桜がキレイ。

 

なぁんだ、うちの桜が一番綺麗じゃんとチルチルミチルの青い鳥みたいになってます。

一番待ち遠しいのはコレ。

咲いてくれるだろうか???

 

今年は開花宣言も遅くて、待つ時間が長かった分、楽しめましたね。

去年の桜はこちら↓

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