この度、夫の友人のアメリカ人バーダーCさんを案内することになり、どこがいいかなぁと考えを巡らす日々。
高尾山がいいかなと思ったらすでに行かれているとのこと。
では大山は?と思ったら先週行ったそうな。。。
それならということで箱根に決めました。
この時季は夏鳥と冬鳥のはざまで見られる鳥は少なそうな気はするけど、ハイキングには良い季節。綺麗な富士山が見られればそれで良し。
スタートが10時くらいになりそうとのことで程よい距離で考えたコースがこちらでした。
箱根ビジターセンターを起点にキャンプ村の芦ノ湖畔で水辺の鳥を探したあと、湖尻水門から外輪山に登る。稜線に出たらほどなく富士山ビューの富士見ヶ丘でランチ休憩。
そのあとはなだらかにアップダウンを繰り返しながら稜線歩き。
長尾峠Pに行けばトイレ、自販機もあって安心。
長尾峠から仙石原方面への下りは外輪山一の下りやすい道。(他の下山道はガレガレが多いです)
その後はゴルフ場の間の舗装されたサイクリングロードを40分ほど歩けば湖尻水門に戻れます。
まだキジを見たことがないとのことだったのでここでキジが現れてくれたらなぁと期待を込めました。(残念ながら声すら聞けず)
最後はビジターセンター近くの白百合台園地付近を探鳥。
YAMAPでコースタイム倍率を1.1倍に計画すると4時間半くらいの素敵なコースが出来上がりました。
箱根ビジターセンターはつい先日の探鳥会でも訪れたばかり。
英語版の鳥のチェックリストがあったことを記憶していたので今回はスタート前にそれをGETしたのがとても良かったです。
Cさんは日本語の鳥の名前はまだご存知ないものが多く、英名と写真があると理解が深まりました。わたしも英名は全く気にしたことなかったので、歩き出してすぐに登場したカケスがJayと呼ばれていることなど全く知らず、Cさんがジェーイ!と言うのを鳴き声を真似しているのかと思ってしまいました。
英語と日本語を混ぜこぜにしながらのバードウォッチングは言葉遊びの要素もあってとても新鮮なものでした。
この日一番たくさん見かけたのはソウシチョウ。
山の中でも下りてきてからも群れでいました。ガビチョウと似たあの声もたくさん聞いた。(実際ガビチョウとの区別がつかなかったけれど)
終盤の白百合台園地ではカラ類とエナガ、コゲラが混群で小さな実のなった木に集まってきていたところにアカハラが!!!
そこにジョウビタキの鳴き声も加わって。
結局、山に登る必要なかったんじゃない?といつもの山の探鳥会と同じ感想になるw
先日の探鳥会では芦ノ湖には釣り人のボートしか浮かんでいなかったけれど今回はキンクロハジロの群れがいたし、全体を通してより多くの種をみつけることができました👍
芝生エリアで休憩中、セグロセキレイがチョコチョコしていて、Cさんにとっては初めて見た鳥だそうでとても嬉しそうだったのがわたしも嬉しかったし、なんだか誇らしかった。
セグロセキレイは日本固有種で英名にJapaneseが付く特別な鳥なのですね。
外輪山の稜線で拾ったのはイカルの羽根。
金属のようにギラッと光るのが特徴。姿は見られなかったけど確かにそこに居た証。
野菊系は今回もよくわからずキチンと解説できず。
これはリュウノウギクかなぁ・・・(調べる意欲も足りなかった)
英語だとこの手の花はアスター?
案内人としてはもう少し草花に詳しくなりたいものです。
山歩きと鳥見の両方が楽しめて、ビジターセンターでは箱根の地形の歴史なども学べて、とても良きコースでした。
トレイルランナーの皆さんもぜひご案内したいです。