秋の草花のことを考えていたら、おやつ付きの植物観察会をみつけたのですかさず申し込む。
その名も『みちくさ部』
会場の「たからの庭」さんはランニングの途中で立ち寄ることもあります。
門をくぐると茶室もあってお庭が広くて、金木犀の香りがして高まります。
鳥と違って植物は手にとって観察できるのがいいですね。
これはヤブマメ。葉がひし形。
ホトトギスも目の前でじーっと見ると不思議な形。模様が鳥のホトトギスみたいだからホトトギスの名がついたそう。
スマホに拡大レンズをつけてイヌタデを見てみたら、こんなちゃんとしたお花のカタチになっててビックリ。ただのつぶつぶじゃなかったんだ。
こんな風に花を次々とバラバラに分解していくのもおもしろかった。
『とっていいのは写真だけ』とよく言われるから、これまで野草を摘むことはしなかったのだけどそんな四角四面に考えることはなかったですね。
カントウヨメナ(これも識別できない野菊系のひとつ)は外側が舌状花で真ん中が筒状花。
花の真ん中はおしべかめしべとしか考えたことなかったので、これからはもっとちゃんと見ようと思った。
あと染色体の話。
『3倍体』では染色体が3セット分(奇数)のため正常に減数分裂を行うことができず、配偶子を作り出すことができない。つまり、3倍体の植物は種を作れない。
シャガやヒガンバナ、スイセンなどが3倍体だそう。結構な群生するものばかりで種を作る植物より効率的に子孫を増やせる気がしたけどデメリットもあるのかしら?
これまで植物を観察するときに染色体のことまで考えることは全くなかったので新鮮でした。
ツユクサは午前中しか咲かないと言われているが午後3時半でも咲いていた子。
そういえば昔、近所で摘んで花瓶に生けていたツユクサがすぐにしおれてしまってガッカリした思い出があるけどそういうことだったのね。
3時半になったからおやつの時間☺️
おやつ付きの観察会ってやっぱいいなぁ。
古い牧野図鑑(学生版)も見せていただきました。
うちにあるのはカラーの学生版牧野図鑑ですが、モノクロの迫力を感じた。
いやはや、半径50メートルくらいの観察会ですが細部を見ることのおもしろさを学びました。