昨夏は信越五岳に向けてのロング練習だ〜と自宅から横須賀美術館まで走って行こうとしたけれど暑すぎて辿り着けず、馬堀海岸からバスに乗ったっけ。
今年も走ってゆきたいところだが昨年よりさらに暑いので無理!と大人の判断し、電車とバスを乗り継いで向かいました。
エントランスに描かれた作品のみならず、全てが撮影可能の展覧会。嬉しいですね。
荒井良二さんは1986年に初めてチョイスに入賞。ちょうどわたしが美大生の頃でそのイラストレーションに衝撃を受けた記憶があります。注目の作家さんでしたが、その後、めきめきと有名になられて今では世界的な評価を受けるアーティストです。
手がけた沢山の絵本に対する意気込みを知る。
今回の展示に関して、どんな風に見せるか詳細なメモあり。
こういうメイキングが楽しいな。
『あさになったのでまどをあけますよ』
絵もいいけど、こういう言葉がすごくいい。
ドローイングがめちゃくちゃカワイイ。
とうもろこし子とかタバス子、メキシ子w
なんだろう、これ?動詞のシリーズ。
ガリる、月る、最高!
ぼうしる、ハトる、砂る・・自由すぎる
山のヨーナのコーナーが人気の様子。
いつものわたしならこういう立体作品コーナーに釘付けのはずですが今回はドローイングが一等好きでした。
実は学校が苦手だった良二さん。
他者と交わるのが苦手でも生きる道はあるのだと勇気をもらえます。
数々の作品と絵本。たっぷり堪能できて、さらには谷内六郎館でも荒井良二セレクトの作品が観られます。
今回は荒井良二さんが選んだ六郎さんの表紙絵が並びます。
添えられたコメントのひとつひとつが良い。
この『空にのぼった桜貝』には
『ぼくには空に浮かぶピンク色が、それが貝であろうとなかろうとただ、いいピンクだなぁと思うのです!
絵として。』
とあります。
他にも画面を分割する線がいい、とか色について言及したコメント、背景についての考察などなるほどーと唸ってしまう。
六郎さんの作品をまた違った味わいで楽しむことができてこの期間はお得です。
ミュージアムショップでこの2枚のポストカードを買って帰りました。これも荒井良二さんセレクション。
たまには併設のレストランでランチでも・・と思ったけれど人も多かったし、カフェだのなんだのよりも早く帰ってクツ作りたい!という気持ちになりどこにも寄らずに急いで帰りました。
で、帰ってから作ったものについては次回に。
『知っている』から『はじめる』んじゃなくて『知らない』から『やってみる』