こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

ブラチスラバ世界絵本原画展

今回も滑り込みセーフでした。

お友達のSNS投稿で終了間際なのを知り、慌てて自転車飛ばして行ってきました。f:id:kobitoku:20211109064837j:plain

www.chigasaki-museum.jp

予備知識なしなのでスロバキア共和国の首都がブラチスラバでそこで2年ごとに開催される世界最大規模の絵本原画コンクール(略称BIB)があるということも知らなかった。しかも半世紀以上の歴史があるなんて。

そういえば昔はチェコスロバキアって呼んでたし、ひとつの国だったよね?というくらいしかなじみのないチェコスロバキアの絵本ってどんなの?

タイトルに『こんにちは!チェコスロバキアの新しい絵本』とあるように2016~2019年くらいの新しい作品が並びます。

タイトルがおもしろいなーと思ったのは『タマネギにみんな泣く』  

ストーリーの導入部分でおもしろそうと思ったのは『養蜂家のヨシュコ』

ずっとひとりぼっちの暮らしのヨシュコのところにある日ミツバチの大群がやってきて寂しくなくなるというお話。

切り絵コラージュの作品がいいなーと思った『チュクチュクと一緒になにをする?』

 

これらのチェコスロバキアの作家さんの原画作品の他に2019年BIBで世界中から選ばれた受賞作と日本の代表作家15組の作品も展示されていました。

とりわけ金牌を受賞したきくちちきさんの『もみじのてがみ』が圧巻でした。

やっぱり原画っていいなーとしみじみ。

でもこの「もみじのてがみ」に関しては絵本に印刷されたものもとても良く。

近年はデジタル化などで技術も進化していて原画に遜色ない印刷ができるのでしょうね。

茅ヶ崎美術館はそれほど大きくはない美術館ですが今回も展示のボリュームたっぷりでとても見応えあり。地元にこういう美術館がある茅ヶ崎の方々が羨ましいな。

 

さて、この世界的な絵本コンクールBIBでは毎回子供による審査があるそうでそれを今回茅ヶ崎でも実施したそうです。

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赤いシールがたくさんあるのが子供たちから支持を得た絵本。

こねこやこいぬが出てくる絵本が日本の子供たちには人気なのかなぁ。。

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一位の『くろいの』はちょっと意外でした。大人目線とは違うんですねぇ。

そういえばブラチスラバでも子ども審査員賞を受賞したのは黒っぽい作品でした。

わたしが独断で選んだ一位は荒井良二さんの『山のヨーナ』

特にこの絵本のために描かれたヨーナのドローイングが良かったな。こういう風に荒井良二さんの絵本が生まれていくんだというのを観られて感激しました。

 

ここだけ撮影OKだったザ・キャビンカンパニーの『アノコロの国』

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楽しい展示でした!

Mちゃん、教えてくれてありがとう❣️