鎌倉歴史文化交流館で開催中の『北条氏展Vol.1』へ。
ここ、初めて訪れましたが個人住宅をリノベーションした建物だそうでビックリ。
お庭など見るだけでも行く価値ありです。
こちらで『大河ドラマ』でも盛り上がっている北条氏の企画展を4回に分けての開催とのこと。Vol.1は26日までなので急ぎ行って参りました。
入館料300円ながら展示物は豊富にあり、結構見応えありで閉館時間になってしまい後ろ髪引かれるように退出するしかなかったのですが、かなり楽しめました。
北条氏の本拠地の伊豆国韮山での出土品と鎌倉での出土品、この両方に共通点があるのが興味深かった。
北条時政(義時の父)の建立した願成就院で発見された瓦と鎌倉の永福寺で出土した瓦が同じ型で作られていて(ほんとに模様も同じなんです)同じ大工や職人の手によるものと考えられるとのこと。
つまり、伊豆から鎌倉へ職人達もやってきたということらしい。
治承4年(1180年)の頼朝挙兵を契機として舞台は伊豆から鎌倉へと変わっていくことを出土品によっても裏付けられるのである。
何度も書いていますが、歴史は暗記科目ではなくて、本当にあった出来事のこと。
そのことにワクワクしてしまう💕
この鎌倉の永福寺(ようふくじ)ですが、よくランニング途中でも通ります。
長い間、遺跡発掘が行われていたのでわたしの中ではずっとビニールシートで囲われていた場所で発掘調査終了後は原っぱ、というイメージしかなかったのが何年か前に大きな池のある公園になりました。
ここは義経、藤原泰衡など源頼朝の奥州攻めで亡くなった武将の鎮魂のため、頼朝が建立した寺院の跡で平泉の中尊寺二階大堂等を模しているとか。
ヘッドホンと3Dメガネ(フェイスマスクで感染対策バッチリ)を装着すれば、桜の花びらが舞い散る春の美しい永福寺を堪能できます。3分間のバーチャルですが気分はすっかり鎌倉時代にタイムスリップ。
側から見ていたお友達によると回転椅子をすごい勢いでくるくる回してたみたいですw
『鎌倉殿の十三人』さらなるゆかりの地への訪問は次回につづきます。