前回のつづきです。
モデルコースを逆向きに巡ることにして駿豆線を伊豆長岡駅で下車。
駅を出て狩野川方面に進み、橋を渡る。
この付近でもう鳥がいっぱい!!
この日はカモ類が少し見られるといいなーくらいにしか思っていなかったのだけど川原の石の上でチョコチョコ動くものの姿が!
イカルチドリでした☺️もちろん今年初見👍
その後も川沿いに鳥影多し。なかなか進みません。
とその時、下の草地でバサッバサッと落ち葉をひっくり返している大きめの鳥が!
こ、これは・・・とドキドキしながら双眼鏡で確認すると先日の探鳥会で見逃したアカハラでした💕(嬉)
アカハラってシロハラそっくりだけどその名の通りお腹が赤というかオレンジ色。
シロハラよりも明るいところに出てくるという。うん、まさにここはそういう場所。
狩野川、ホントにいい!!
わたしが鳥だったらここに来る、絶対。
こんな感じでたっぷり時間をかけて歩き、ようやく北條寺に到着。
ここまでは鳥に興味のない人にとっては見どころなく長く感じる距離かもしれませんね。
義時夫妻のお墓があります。
北条政子が寄進したと伝えられている『牡丹鳥獣文繍帳』が見事でした。
北條寺そばには義時館跡(江間公園)があります。
笑っちゃうくらいなんもない広場。
ツグミとジョウビタキが地面にいました。多分、写っているはず。
大河ドラマが決まるまでは誰にも注目されていなかったような雰囲気がありあり。
そしてこのすぐそばには義時が再建したという豆塚神社があります。
にわかの手作りミニ資料館があって新聞の切り抜きとか貼ってありましたw
このあとモデルコースは再び橋を渡って狩野川の対岸を歩きます。
狩野川、ホントいい!!
イソヒヨドリもいました。
おもしろい演出だったのが北条氏邸跡。
ここもただの広大な原っぱなのですが透明なフレーム越しで覗くと当時の様子がわかるようになっていました。
北条時政(坂東彌十郎)の館があった場所で義時(小栗旬)の生誕の地とされています。
空から見ると北条氏の拠点がよくわかった。
お次は眞珠院。
八重姫(新垣結衣)入水の地とされています。
大河ドラマ第一回目の放送ですでにご承知のように源頼朝との契りの子「千鶴丸」を奪われ、頼朝は北条政子と結ばれてしまう・・・
八重姫は悲恋を嘆き『我が身を捧げ女人の守護神となりましょう』と近くにあった梛(なぎ)の一枝を取り、真珠ヶ淵に身を投げて亡くなったと伝えられているそうです。
お参りして梛の葉を一枚お守りにいただきました。
年の数だけ石をたたき、願い事をすると必ず成就するそうなので、ちょっと数えるのが大変だったけれど年の数を打ちつけてお参りする。
今のわたしの願いはただひとつ。母が一日でも早く退院できますように。
そのあとは道標に従って『頼朝・政子の語らいの路』という路地へ案内される。
北条時政が創建した北条家の氏寺、願成就院や成福寺があり、ほどなく韮山駅。
駅の向こう側にはオープンしたての大河ドラマ館。
予想通り入場制限中で並んでいたので入館せず。
その先の一面畑の広がる中を直進すると平治の乱で平清盛(松平健)に敗れ捕らえられた源頼朝(大泉洋)が配流されていた蛭ヶ島公園があります。
向かう途中でお勉強。
歴史で習ったはずだけど記憶になく、やっと今頃、腑に落ちる。
そして蛭ヶ島公園までが案外遠くて確かに配流の地だなぁと実感。当時は狩野川の中洲のような場所だったとか。
先日のドラマ第二回の放送後にこの場所が紹介されていましたね。
頼朝と政子を模した夫婦の像があります。
ここでも梛の葉をお守りにする話が。
梛の葉を鏡の裏に入れて「お守り」にすると願い事がかなう(結ばれる)とされていたとあります。きっと今後ドラマの中でも政子(小池栄子)が梛の葉を鏡の裏に入れるシーンがあるのではと思います。
ここから韮山駅まで戻ったらコース終了ですがせっかくのフリー切符なのでまだ終わりません。
売り切れだったら泣いちゃう〜
露店の方は店じまいしてましたがこちらは間に合った。
無事、お土産も購入できました。(夫の好物です!)
思っていた以上に楽しい聖地巡りとなりました。
自転車やランで巡っていた人もお見かけしました。
探鳥会としてもいいコースだなぁ。。。