さて、『北条氏展』も良かったですが"ゆかりの地めぐり"も続きます。
今回は修善寺へ。
何度も訪れてはいるけれど、レースのフィニッシュのときはすでに真っ暗で周辺を散策したこともなかった。修善寺に参拝したこともなかった。というか修善寺に修善寺という名のお寺があることすら知らなかったという・・・
そんなですがMapを頼りに①修善寺から歩きました。
寺の裏からすぐに森に入る。どんどん高度を上げていく。温泉街を上から眺めるようになる。
ここでイカルの声が聞こえて、今年見聞きした鳥は77種になりました👍
その先にひっそりとあったのが②安達盛長の墓。
ドラマでは頼朝のお世話をしているあの気の良さそうなおじさんですね。
頼朝の伊豆流刑時代からの側近です。
なぜ修善寺にお墓があるのか疑問でしたが、娘さんが修善寺に幽閉され殺害された源範頼(頼朝の異母弟・義朝六男)の妻ということなのでこの地にお墓を建てたのかしら。
看板に書いてあるように以前はこの場所ではなく範頼の墓のそばにあったそうです。(道路工事のため移転)
Map片手に次は③範頼の墓へ。高台の気持ちいい場所にありました。
横にカフェもあり。今年はこのカフェも大忙しになりそう。
このあと歩きやすい遊歩道を選んで観光客気分で歩きます。あちこちに道標やのぼりが立っていて道案内してくれます。
向かうは⑦源頼家の墓、頼家の冥福を祈るため政子が建てた⑧指月殿。
さらにそこから山道10分に義経像があるというので登ってみました。(今回の散策で累積標高200m超えました!)
源義経=チンギスハン説というのがあるらしく、旅館のオーナーが作らせた像だそう。
これもドラマでやるのかなぁ・・。(最終回のエンディングに菅田将暉くんが実は死んでないよーとそれっぽく現れるのに期待)
あとは温泉街に戻ってITJ BACEの目の前の⑨筥湯。
コース上に北条氏と源氏の13人のスタンプラリーのパネルが立っているのですが筥湯前は時政パパ。
どういうゆかりだろうと調べてみると、ここで入浴中の頼家を襲って殺害していました😱
修善寺は正岡子規が『此の里に悲しきものの二つあり 範頼の墓と頼家の墓と』と詠んだようにこの地に幽閉され悲しい最期をとげた範頼と頼家が注目されますが、わかりやすく整理してみました。
源範頼は頼朝の異母弟で義朝六男。(頼朝は三男)頼朝の嫡男頼家にとっては叔父。
ドラマでは優しそうな人物で迫田孝也さんが演じてます。
来週あたり襲われて幽閉され・・・かも。
頼家はドラマではまだ政子のお腹の中。
1199年頼朝が亡くなったあと頼家が跡を継ぎ二代目将軍になりますが3ヶ月で十三人の合議制になってしまいます。これが『鎌倉殿の十三人』ですね。
1203年7月から体調不良に見舞われ、8月にその座を弟・実朝に譲りますが9月に修善寺に幽閉され、1204年7月に筥湯にて入浴中に北条氏によって殺害されることになります。23歳でした。
先週のドラマでは阿野全成(頼朝異母弟・義朝七男)が政子の子供は長生きできないみたいな占い?予言?してましたね。政子の妹実衣ちゃんといい感じの仲になってた阿野全成ですが、1203年5月に頼家によって謀反の疑いをかけられ殺害されます。
この時代って兄弟や親戚で殺しあってばかり・・・
そして殺しておいて手厚く供養したりとか(祟りを恐れていたのでしょう)
源氏の登場人物についてはこちらでおさらいしてみてください↓
登場人物 第12回 源氏 | NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」
試験勉強のときは全く覚えられなかった人物の名前がするすると頭に入っていってびっくりします。
修善寺散策楽しかったです。今年もITJにエントリーしたいな。