こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

山行計画

山の楽しみはその山行計画にもあります。

わたしは主にヤマケイの『ヤマタイ』を使って計画を立てます。

www.yamakei-online.com

 

山と高原地図」から計画を立てられるヤマレコの『ヤマプラ』も便利。

www.yamareco.com

それにしてもヤマケイの『ヤマタイ』、ヤマレコの『ヤマプラ』、どっちがどっちなのかややこしくていつも間違えてしまう〜

 

ヤマプラは見慣れている『山と高原地図』を使えることと山のグレーディングが見られるのが利点です。これまでの自分の八ヶ岳登山で見てみると先日の硫黄岳のコースは難易度B。手強かった蓼科山もBでした。

コースタイムより時間がかかってしまった編笠山〜青年小屋の部分は難易度C・・・。

ということでこびとくにとっては難易度BまではOK。難易度Cは時間をかければなんとかなるか?
難易度Dは無理だな、ということがわかります。(難易度Eは問題外)

しかし、『ヤマタイム』に比べて『ヤマプラ』が劣る点がいくつかあるため登山計画は『ヤマタイ』で立てることが多くなりました。(ほんと名前ややこしい)

計画するときに標準タイムの×0.9とか×1.1とか自由に設定できるのですがそれがヤマプラは0.1単位なのに比べてヤマタイムはさらに細かい数値にできます。0.85とか0.75とかいうように。

休憩時間もヤマプラは10分単位でしか設定できないけれどヤマタイムは1分ごと。

トレランやスピードハイクだと休憩が短いので5分や15分というふうに計画できた方が便利。

さらに最近初めて気づいた表示に『コース定数』がありました。

今回の硫黄岳の場合↓

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詳しくは下のリンク先を見ていただくとして

www.yamakei-online.com

コース定数が以下のように目安になります。

  • 10前後 体力的にやさしく初心者向き
  • 20前後 一般的な登山者向き
  • 30前後 日帰り登山の場合、健脚者向き
  • 40以上 日帰りでは困難。1泊以上の計画が必要

硫黄岳コースは21だったので一般的な日帰りコースでした。

これがハセツネスタートから第一関門までのコースだと45、ガイリーン一周(湖畔遊歩道で)が85となりびっくりだったのですが一般論で言えばそうかもなーと。

うん、コース定数は目安になります。

さらにコース定数×(体重+荷物の重量)で予想消費カロリー/水分量が算出できます。

試しに今回のを計算してみたら予想消費カロリーは966kcalになりました。

実際suuntoで計測した消費カロリーは1040kcalだったのでだいたい合っている。

そしてこの予想消費カロリーが身体から奪われる水分量と同じということらしく、給水はそれの7割〜8割が目安とのこと。

夏なので966×0.8=772.8mlが必要な給水ということになりました。

今回の山行中に摂った水分はお茶、カフェオレ、スープ合わせて700mlくらいでこれも妥当なところというのがわかりました。

必要な水分量は個人差があるし、気温など天候にも左右されるから難しいですがなんとなくの目安がわかれば便利だと思う。

さらに帰ってきてから山行計画を『山行記録』に書き換えてみると

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このようなグラフで時間がかかった場所や反対にサクサク進めた場所がひとめでわかります。

(注・今回は細かく到着タイムを記録していなかったので適当に入力したので正確なグラフではありません)

計画は標準タイムの0.9で立てましたが0.8で歩けて休憩はトータル1時間くらい。予定より早く下山できました。コースに怖いところがなかったせいですね。

こんな風に「山行計画」と「山行記録」を繰り返しているとだんだん自分の傾向がわかってきます。登山って自分と向き合うことなんだなぁと思ってみたり。

「山行計画」はそのまま登山計画書として提出できます。

GPXダウンロードすればコースをジオグラフィカやsuuntoに入れてナビゲーションもできます。

 (デキル女になってきました)