こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

明神ヶ岳往復しただけ

4時半起き→5時半江ノ電で7時前スタートできる箱根が大好き。f:id:kobitoku:20200811061401j:plain

今年は秋にレースが控えているわけではなくトレーニング不足、例年の春〜夏に比べて全く登っていません。

なので去年できなかったことができるわけもない。

去年の同じ時期、湯本から金時山を往復しようとして暑さに負けてあっさり金時山で下山。

kobitoku.hatenablog.com

ならば今年は目標はちっちゃく、明神ヶ岳往復で行こう。

ちなみに明神ヶ岳往復をヤマタイムで山行計画してみたらコース定数は44になり、『日帰りでは困難。1泊以上の計画が必要』となりました。んーどうなのかな?(標準コースタイムは9時間)

湯本から明神ヶ岳まではほとんど眺望もなく、登りがきついだけなので歩く人はほぼおらず、ピストンすればバスも使わないのでコロナ禍中には良いコースです。

昨日は明神ヶ岳までですれ違ったのは一人だけでした。

まずは阿弥陀寺裏の荒れた竹林からトレイルに入りますが新しく階段状に整備されていたので大雨が続いて崩れて迂回路ができたのかな?と思ってそちらに進んでみた。

だけどその先はいつものトレイルに繋がっているようには見えなかったので途中で引き返す。

そしたら足元に看板がありました。

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『現在道づくりをしています。はいらないで下さい。』

正しいのはこれまで通り右方向です。左は×

かなり荒れ放題なので、初めて来た人はこの看板に気づかなければ絶対に右には行かないだろうと思うような登山口です。気をつけてくださいね。

 

塔の峰から先は草刈りもされていて快適なトレイル。

明神ヶ岳の先は藪もあるときいていたけど明神ヶ岳までは大丈夫でした。

ハチはあまりいなかったけどセンチコガネがしょっ中直進してきてぶつかりそうになった。ハンミョウも道案内してくれました。

お花はそれほど多くはなかったけれど、アキノタムラソウ、シモツケソウ、ウツボグサ、ニガナ、ホタルブクロ、コバギボウシ、マルバダケブキなどこの時期おなじみのものが。

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人が少なくて静かだからか鳥は例年より活発な気がした。

脇から飛び出してきた鳥、黒っぽいというかグレーぽい。シロハラが飛び立つときのような声。もしやクロツグミ!?と思ったけれどカビチョウなのかもしれないなと思っていたら、声を調べたらやはりクロツグミでした。声を聞くことがあったとしても姿はなかなか見られないときいていたので嬉しかった。

アオゲラもいつもは声だけだけどこの日は姿も見えた。ホオジロのさえずり、ヒガラ、ソウシチョウの姿も確認。ガビチョウは群れていた。

とにかく暑くてゆっくり、ゆっくり。そのせいで鳥が見られたのかしら。

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あーづーいー

 

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全く期待していなかったけど富士山見えてる。

 

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明神ヶ岳に着く頃には富士山が隠れてた。金時山が遥か彼方に思える。

この場所に誰もいないってこれまであっただろうか?

 

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あとは引き返すだけなのでのんびり休憩。しかし、日照りで暑いんです。ベンチもテーブルもあっつ。

バナナまんじゅうの『冷やしてもおいしい』の表示もむなしく。

この日の気温は小田原で33度。箱根の山の中は何度だったのだろうか?

てんくらだと24~5度の表示でしたがそんなもんじゃないはず。

とにかく風がなかったですね。

ハコネザサで囲まれた蒸し風呂と日陰なしの場所を出たり入ったり。ひとりでアヅー🥵と何百回叫んだことか。

コース上に涼しい場所がひとつもなかった。(普通、山ならありますよね?涼しいとこ)

 

そんな散々な箱根だったけど帰ってきた瞬間にまた行きたくなっています。

ほんとに人がいなくて良かったなぁ。

お昼には終わるし明神ヶ岳ピストンは意外に癖になりそう。