こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

ホットスポット江ノ島 

 先日キビタキと遭遇して以来、気になる場所となった江ノ島

kobitoku.hatenablog.com

渡り鳥になった気分で上空から眺めると確かに関東平野は緑が少なくてその前に立ち寄りたくなるスポットだ。

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5月23日、第三回インターネットバードソンが始まったので双眼鏡を持って島内を歩いてみた。

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早速、発見!

どこにいるかわかりますか?

 

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もうすっかりいなくなったと思われていたクロガモでした。

オス1羽、メス3羽いました。

今日は何か予感がする〜とばかりにいそいそと奥の林に行きます。

ウグイスやヒヨドリ、スズメなどの声はしきりにするけれど姿は見えず。

そのうち静かになってしまったり。

それでも粘ります。ベンチに腰掛けじっと待つ。

そのうちスズメの親子が出てきた。

あっちからもこっちからもわらわらとスズメ。

そのとき視界を横切った茶色の鳥。瞬間、脳内図鑑をパラパラめくるも載ってない?

何、何?

一瞬見えた背中の茶色はマットな質感でガビチョウの色の感じと似ていた。ってことは外来種

いやいや、もしかしてこれはアレでしょう!!

まだ近くの木の中にいたのでそうっと近づく。そしてじっと待つ。

次に姿を現したのを双眼鏡の中に捉えましたー!

月日星と鳴く鳥のメスでした。

お初にお目にかかりました。粘って良かった。

 

これまでスズメって警戒心が強いのだと思っていたけれど、森で暮らす鳥、渡る鳥たちはもっともっと警戒心が強いとわかった。人間の足音や気配があるうちはなかなか出て来ない。

ランニングしながらでもバードウォッチングはできないことはないけれど、やっぱりじっくり歩いて静かに立ち止まらないとね。

ずっと前にビーチコーミングの達人とお話したときにビーチクリーンしながらできますね、とわたしが言ったら「それは違いますよ」と言われたけれど今ならその言葉の意味がよくわかる。目的をひとつに絞らないとわたしたちの目はふしあなだから。

 

そしてこの日はレアな出会いがもうひとつ!

茂みから聞こえてきた鳴き声に引き寄せられる。

聞き慣れないけれど、知っている声。

山で聞く鳴き声だ。そう、富士山や八ヶ岳なんかで聞いた。

メボソムシクイ? 

スマホで録音。家に帰ってから何度も再生してみる。

夏に山で聞いた声と違うのは前奏に地鳴きのようなジッジッという音が入ることとなんとなくだけど何かが違うような気がするというあいまいな直感。

いろいろ調べていたら、驚きの事実が!

www.yamakei-online.com

メボソムシクイと見た目がそっくりなのがいて、声でしか識別できないほどだそう。

メボソムシクイ、オオムシクイ、コムシクイの三種。

コムシクイの声は日本海側の離島でしか聞けないらしいので除くとしてわたしが聞いたのはメボソムシクイかオオムシクイのどちらかになりそう。

メボソムシクイはジュリジュリ、ジュリジュリと鳴き、オオムシクイはジジロジジロと鳴くという。

2種のさえずりを何回再生しても違いがよくわからず・・・。

自分の録音したのと聞き比べてもよくわからん〜

けど、山できいたメボソムシクイとなんか違うって感じたってことはオオムシクイなのかなぁ。

で、後日また朝ラン中に島内の別の場所でこの手の声を聞くのですがわたしが聞いた二つは同じ種類の声だということだけは確実でした。

もしメボソムシクイならば本州の1500m以上の山へ。(神奈川だと蛭ヶ岳くらいにしかいないそう)

オオムシクイならば北海道へ。

行き先が違うっていうところにロマンを感じました。

 

鳥の話になるとつい長文に。

こんなことしている場合ではないのだが書かないと忘れてしまうので書きました。

 

アトリエkikaさんでの展示まであと3日。

昨日クツクツ通信も書きました。

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