こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

黄色い小鳥

5月1日、朝ラン中に声をきく。

5月3日、朝ラン中に別の場所でまたそれらしい声をきく。

立ち止まって探してみても声の主の姿は見えず。

5月11日、朝ラン中にまた別の場所でも声をきく。姿は見えないけどきっと間違いない!

5月12日、江ノ島にて朝ラン中に再び声をきく。

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渡りをする小鳥たちが羽を休める絶好の場所、江ノ島の林。春と秋の渡りの時期にはオオルリキビタキコサメビタキ、エゾビタキなどふだん市内で目にすることのない小鳥たちが次々と立ち寄るという。

そのことをつい最近まで知らなかった。

春は4月後半から5月下旬。ちょうど今の季節。

渡り途中の小鳥はちょっと立ち寄ってすぐに移動してしまうから会えるかどうかはタイミング次第。

 

江ノ島での声はとても近かったのでそうっと近づいてみる。

一歩ずつ立ち止まりながら。近づき過ぎないように。

ランニング中だから双眼鏡はない。肉眼で確認できるかどうか・・・?

木のてっぺんではなく中腹で囀るタイプなので声はしてもみつけられないことが多いときく。

実際、探鳥会で20人くらいで探しても声の主の姿をみつけられなかったこともある。

半ば諦めていたそのときに木の枝の上で動くものが視界に入った。

のどから胸にかけての鮮やかな黄色が見えた!!!

やっぱりキビタキでした。(嬉)

スマホで声を録音。家に帰ってから何度も何度も再生する。

キビタキの声をネットで検索して聞いてみるけどそれとはちょっと違う。

というかわたしがこれまで聞いたキビタキの声はどれも少しずつ違う。たぶん、いろんな声で歌う鳥なのだ。

おそらく夏の山の中で聞いたらそれとわからなかっただろう。

だけど近所の林の中だから、ウグイスやカラ類とは明らかに違う、うるさいガビチョウとも違う、めちゃくちゃにさえずっているメジロとも違うということはわかった。つまり聞き慣れない声だった。

違うなら何?って思ったから立ち止まったのだ。立ち止まったから出会いがあった。

日常の日々の中で、見慣れた景色をちゃんと見ていること、聞いていることは観察においてはとても大事なのだと思う。

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見慣れないと言えば、5月7日、近所の川でヒドリガモが1羽。気がつけばオオバンもすっかりいなくなり、カモ類もすでに渡っていったと思っていたのに。

1羽だけでいるということは置いてけぼり?

岸にあがってきたところを見たならば、ああ💧やはり・・。

片方の翼が折れていた・・・。

 

コロナの影響で探鳥会も6月末まで中止。

バードウォッチングはひとりでもできる趣味ですが月に一度、同好の仲間と集まって好きなだけ鳥の話で盛り上がることのできる一日を過ごすことはこれほど楽しみだったのだなぁとしみじみ思います。キビタキの声が識別できて姿も見られたこと、ハヤブサの顔の白いところがしっかり見られたこと、あんなにいたクロガモがだんだん少なくなって、でも最後には80羽くらい集まっていたこと(実は最後ではなくその後も少数が目撃されていること)、全てはGWが境なこと(これが一番すごいなと思う)など語りたいことは山ほど。

火事で大変だったオーストラリアからオオジシギが移動を始めてパプアニューギニアにいること(このあとノンストップで日本にやってくる!)も。

語れないのでブログに書きましたww