こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

開運!大山詣り(おおやままいり)からの江ノ島詣(えのしまもうで)

江戸時代の庶民の間で大流行したという「大山詣り

落語『大山詣り』の中にもあるように大山詣り江ノ島詣はセットになっています。

大山の男神様を参拝したあとは藤沢宿で一泊し、翌日、女性の神様の江ノ島弁財天に参拝し、精進落としと称して江ノ島で海鮮を味わうのが当時の娯楽。

 

これをいつかやってみたいなーと思っていました。

大山からは大山街道村道というルートで藤沢(遊行寺)までつながります。

その先はえのしま道で江ノ島まで。

ジオグラフィカにヤマレコでみつけたどなたかのルートを入れて準備完了。

新春にぴったりの企画、本日決行。

伊勢原駅からはバスで。

大山ケーブル駅バス停8時過ぎスタート🏃🏻‍♀️

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こま参道はまだほとんどのお店が開店前。

 

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上りは男坂、下りは女坂を選びました。

初めて男坂を通ったけどかなり急でしたね・・。

 

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最後の階段きつー。

 

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下社に到着。茅の輪をくぐってササッとお参り。

あ、山頂に行かなかったのはかの時代は女人禁制だったから。

 

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あそこ(江ノ島)までほんとに行けんのかなぁ?

 

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下っていくと参拝の前に身を清めたという愛宕滝があった。

とにかく旧道を進む。しばらくは宿坊など当時を偲ばせる町並み。

そのあと歩道のない道をひたすら。

伊勢原駅から先はときどき道を確認しながら進む。

歩道がなくなったり現れたりする。

道がゆるくカーブしているのが昔ながらの道の特徴。そういう道沿いには神社やお寺が点在していて古い巨木があったり鎮守の森(というほどではないが)が見えたり。

妙に道がストレートになった!?と思ったらだいたい道を間違えてる。

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ついに平塚市

看板に喜んでいたら道を間違える。(正しくは左脇の土手の道)

道祖神より嬉しい「平塚市」とか「茅ヶ崎市」の看板。

江戸時代の人も一里塚なんかに励まされてたんだろうな。

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そして相模川を渡ります。

本日のルート田村道の田村はこの辺りの地名。

途中からは新湘南バイパスと並行するように進むのだが"城南"という地名が出てきて初めて藤沢市に入ったことに気づく。あと少し!(ではない)

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四ツ谷の鳥居。ここが田村道のスタート地点だったようだ。鳥居に天狗が掲げられています。

ここから先の道は土地勘あり。メルシャンワインの工場が出てきたらもう地図はいらない。藤沢七福神巡りでよく知った道が続く。

ジオグラフィカ立ち上げっぱなしだったらスマホのバッテリーが残り1%になってしまい焦る。最後の江ノ島神社の写真を撮るまでもってくれるだろうか・・・(案外もちました)

遊行寺を過ぎてえのしま道に入る。

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えのしま道は田村道よりかは道標が残っている。

気がつかない人も多いけどね。

藤沢駅から電車に乗りたかったけどスルーして走る。自宅への近道の角も通ったがスルーして江ノ島目指す。わたしってば偉い!

江ノ島は大混雑。もう走らないで歩く。

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そしてついにキタ!!

 

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37.5キロありました。(アホやねぇ)

 

そして海鮮で精進落とししたいところでしたがお食事処はどこも行列でしたのでえのスパのフードコートでワカメ麺のラーメンを。

 

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場所柄、期待はできないことはわかっていたけど今なら何食べてもおいしいって思ったんでノー問題。

ここガラガラだし広いしトイレ綺麗だし穴場です。

 

江戸の人々の気持ちが少しだけわかったような気がしました。

おもしろかった。

レーニングにロマンを!