こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

いろいろ全くわからず・・・

山梨県某所にて。バズーカ砲みたいなおっきな望遠レンズのカメラを手にした人がたっくさんいました。
一体何がいるのだろう??と遠巻きに。
建物の二階からガラス越しに観察してみると鳥がいろいろ飛び交っているのが見えた。
備え付けの双眼鏡を借りて覗くもなかなか識別できない・・・。
ちょこまか動く小さな鳥、少し大きめの鳥、水場にも何かいる。
夫が「あそこ、あそこ!あれは何?」ときいてくるがサッパリわからない。
動きが速すぎるし、双眼鏡の中に一瞬捉えるも一発であれだ!とわかる決め手がないのである。
ちょっと黄色いのが見えた小鳥はおそらくマヒワ
も少し大きい赤茶色の鳥がちょうど視線の先の枝に止まっていた。こんなにしっかり観察できるのにわからないって・・・(見たことない鳥だからなんです)
クチバシがなんか変だったからもしかしたら・・・とスマホで検索。
ある鳥の画像を出してみるも確信できず。
そのうち外にいたカメラマンさんたちもどやどや二階にあがってきて一斉にカシャカシャカシャと連写の嵐。
何ですか?と質問したかったけどそのタイミングがつかめず。そのうち皆さんまた下に行ってしまった。
しばらくしてようやく隣にいた男性カメラマンさんに「あの赤い鳥はなんですか?」と質問してみると「イスカだね」とのこと。
ああ、やっぱり
検索した画像もイスカでした。
図鑑によると冬鳥ですが年によって飛来数は多少があり全く来ない冬もあるとのこと。なかなか出会えない鳥のようです。実際わたしも初めてでした。
「の割にはあんまり感動してないね」と夫に指摘されたのはあんまり"かわいくない"鳥だったからかしら。
羽の色は赤ぽくて目に留まる色ではあるけれど綺麗な色とは言い難いし、目立つ線や斑など模様もない。
特徴であるという上下に曲がって食い違っている嘴がちょっぴり意地悪そうにも見える。
それよりも一度双眼鏡の中にしっかり入ったある小鳥の後ろ姿。黄色と茶色のまだら模様が息をのむほど鮮やかで何コレ?何コレ?と頭の中をぐるぐる。
お腹はまだら模様?でもお腹の真ん中は真っ白?
帰ってから調べたらマヒワのメスでした。
メスってオスに比べて地味で特徴となる色が目立たないので(マヒワの場合は黄色ね)とにかく識別できない。眉斑があるから〜ビンズイとかなのかなぁ〜?
センダイムシクイ?(いや、これは夏鳥です!)
とどんどん正解から離れていく始末。
わかってしまえばもうその鳥にしか見えないのだけど、いきなり目の前に現れたり隠れたり、忙しく動き回るのを逆光だったりする中で観察しても全くわからないのでした。
いっつも探鳥会ではメンバーさんに〇〇だよ、と教えてもらって観ているばかりなので何年経ってもこんななんですね。
もう一度しっかり図鑑を読もう。見てない鳥のページも開こう。
富士山はこの時期としてはびっくりするくらい雪が少なかった。今年は降り始めは早かったと思うのだけど積雪は少なめのよう。
成人の日の雨は残念ですが、今日は山は雪でしょう。
たくさん雪が積もって鳥がたくさん里へ下りてきてくれるといいなぁ。