こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

雪に阻まれ・・・

本日出走するはずだった修行走は積雪のため大きくコースを変更することになり、身延山に登る5キロちょっとのバーティカルレースになりました。迷いましたがDNSすることに。(ごめんなさい)

代わりに箱根ガイリーンへ。湯本から箱根町までが35キロ、修行走で走るはずだった距離と似た様な距離だったので。しかし、懸念だったのは雪のこと。
阿弥陀寺からの竹林は倒れた竹も多くて荒れ気味でした。
塔ノ峰ではこのくらい。踏み跡はついていたので問題なく進めました。


しかし、明星ヶ岳の手前のハコネダケのトンネルが雪の重みで登山道にのしかかり・・・。最初はかがめばなんとか通れたのがだんだんひどくなってきて↑ここは両手両膝を地面についてハイハイするように進むしかなく
びしょ濡れになるので手前でウインドシェルを着ましたが何度も笹をくぐるので全身ビショビショ。
晴れ予報のはずだったけど登るにつれ空はどんより。空気はひんやり。笹で濡れた身体が冷えてきます。
通常ならあと30分くらい頑張れば明星につきそうなところ、その先は急に雪も増えて踏み跡もなくなりツボ足に。えーっとこの先まだ笹トンネルあったっけな〜と考えるとまだまだあるように思えたし(実際あったみたい)このペースだと箱根町まで行けそうもないし苦労して金時登っても富士山は見えそうもないし。
ということでここで撤退を決めました。以前、雪の日に行ったひとの話はきいたことがあり、この雪で倒されたハコネダケを匍匐前進で進むのは大変だとのことでしたがほんとに手強かった。
先日読んでいた『丹沢夜話』でも丹沢や箱根の雪は湿っぽくて重くてやっかいだという記述があり、まさしくそれを実感することになってしまった。
そのまま阿弥陀寺に引き返したところでスタートから3時間、たったの10キロ。あまりに物足りないので湯坂路に行ってみることに。こちらは雪があったとしても笹トンネルはないはず。

コース変更して正解でした。思いがけず雪と紅葉の景色に出会えた。しかも晴れてきた。
まだ11月で紅葉もこれからって感じでもあるのに雪とコラボなんて。

このくらい雪深いところも一部あり。それでも気温が上がるにつれどんどん溶けてきていてシャーベット状が大部分。ついにシューズも靴下もぐっしょり。
動いていたので寒さを感じることはあまりなかったけど。湯坂路を出て国道1号線に出たあとの歩道が溶け出した雪でびちょびちょで気が滅入った。金沢の融雪装置で溶けた雪のとこ歩いているみたいに。
石仏のあるトレイルは思っていたより積雪は少なかったけれどやはり時間がかかってしまうので途中からは国道を走る。日陰の路肩は凍っているところもありちょっと神経使った。
そういえば今日まだ富士山見てないよ!と思い出し、高台の別荘地へ。渾身の一枚。
終わりよければ全てよし。修行走もガイリーンも雪に阻まれたけど美しい富士山見えたからOK。
約24キロ6時間。標高100mから800mくらいまでを二回登ったことになり案外累積標高も稼げました!
次はITJ70キロ超。どうかどうか中止や短縮はしませんように。