こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

みをつくし料理帖10巻

少し前になりますがみをつくし料理帖(全10巻)読了しました!

全部おもしろかった。登場人物が皆、思いやり合っていて温かいのもいいし、もちろん料理で運命を切り開いていくのもいいし。ストーリーがうまーく繋がって最後に野江ちゃんを身請けするところまで無駄なエピソードが一つもなく完璧。
最初の想い人の小松原さまから夫婦になる医師、源斉先生への気持ちの移り変わりもとても自然でいいなぁとしみじみ。この時代でなければ仕事と結婚の両方を手に入れることもできただろうに。現代の自由をありがたいなと思います。
わたしにはりうさんの言葉が響いたので手帳に書き留めました。『勝ちたい一心で精進を重ねるのと、無心に精進を重ねた結果、勝ちを手にするのとでは「精進」の意味が大分と違うように思いますねぇ。
勝ち負けは時の運。
その運を決めるのは多分ひとではなく神仏でしょう。神さま仏さまはよく見ておいでですよ。
見返りを求めず弛まず、一心に精進を重ねることです。』
書き留めたページは7月2日(ほぼ日手帳)。
4月から使い始めたほぼ日手帳、白紙の日も多いのだけど心に留まったことを書き留めるのにはとてもいいです。