みをつくし料理帖シリーズは2014年8月に第10巻が刊行され完結。
それから4年後に満を持して書かれたその後の登場人物たち。
作者によるとこれで本当に最後だそうです。(もっと続きが読みたい!)
これまでの10巻と同じく、登場人物たちの思いやりに心が洗われました。
特別巻は4つのストーリーで構成されていてうち3つは小松原&乙緒、野江ちゃん&辰蔵、澪&源斉先生、それぞれ夫婦の物語。
なかでも小松原&乙緒の『涼風あり』が良かったな。
言葉の少ない、ぶっきらぼう同士の夫婦。
『この六年、夫から甘やかな言葉をかけられたことなど一度もなかった』
『いや、ひとのことは言えない・・・・夫に心を明かしたこともないし、これからも明かさないに違いない』というくだりに妙に共感したり。
こんな夫婦でもちゃんとうまくいくんだなぁ。。。
コロナ、コロナでささくれだった心に優しく温かく滲み入るお話でした。
特別巻ではこれまでの主要な登場人物がほぼ全員出てくるので自然とその配役が思い出される。北川景子さん主演のドラマ、NHKの黒木華さん主演のドラマ、そして昨年公開の映画。
かなりごちゃ混ぜになってますが、一番のキャスティングは田口浩正さんの坂村堂役。
小説の中のイメージにぴったりと改めて思ったのでした。
今回、久しぶりに"市民図書室"で借りました。図書館じゃなくて図書室。
懐かしい図書カード方式。本に挟んであるカードを抜いて、代わりに返却期限の日のスタンプを押してくれます。小学校のとき図書委員だったのでこの作業やったなぁと。
人気の本はひとめでわかるのよね。
藤沢市と鎌倉市の図書館は相互利用ができるので、これまでは藤沢市民ですが腰越図書館で借りることがほとんどでした。しかし、小田急デパートの6階に藤沢南図書館が移転してこちらが便利になり、鎌倉、藤沢の両方を利用するようになって違いに戸惑うことも多いです。
例えば、返却延長をネットで行うとき、いつ行なっても鎌倉市は返却期限日から2週間延長できます。(4週間の期限になる)
一方、藤沢市は返却延長を行なったその日から2週間の延長。
つまり、借りた翌日に延長すると返却日は一日しか延長にならないという。
知らなかったので一日しか延長にならないのはなぜですか?と問合せしてしまいました。。。
あと返却Boxが小田急デパートの1階脇にあるのがとても便利なので利用しているけど、図書館窓口で返却のときには図書館カードが必要なのも謎。返却Boxのときはカードいらないのに。
コロナ対策で人との接触を減らすという観点からも、ぜひとも簡素化して欲しいです。