前回の続きです。
すずらんテープを編んでいた『ほぼ日オフィス』は竹橋駅の最寄り。
ってことは諦めていたあの展覧会に行けるではないか!!

SNSの広告で作品を模したネイルが流れてきて知った『ヒルマ・アフ・クリント展』
ご紹介する本日はもうすでに会期が終了してしまっているのですが🙏
1906年スウェーデン、カンディンスキーやモンドリアンより早く抽象画を描いた女性。
しかし、美術界に知られることなく生涯を閉じる。死後70年を経て青天の霹靂のように現れた女性。大きな評判を得る。
ヒルマ・アフ・クリント(1862-1944)
わたしと100歳くらいの年齢差なので展示されている作品の年代に+100をすると彼女が何歳くらいに描いたのかがすぐにイメージできた。
抽象画を描いた1906年、+100だと2006年、40代である。(自分と重ねてます)
母親が失明し、その介護があったが、母の死後、精力的に描き始める。それが60代。
100年前の60代の女性がアーティストとして最も筆がのってきたのが60代からって思うとなんだか勇気が出る。まだまだこれからなんだって。
ありがとう、ヒルマ・アフ・クリント!と思いながら鑑賞しました。
学生時代にカンディンスキーやモンドリアンの抽象画には影響を受けましたが、ヒルマ・アフ・クリントのことは今まで知りませんでした。

(ポストカード購入)
今回の展覧会でランドマークにもなっているこのシリーズは50代後半の作品。

大きな作品です。
この展覧会、驚いたのは作品の撮影がOKなこと。
フラッシュ、三脚、動画撮影はNGですが、全作品OKなんて珍しい。
撮影した写真は私的利用に限り、営利目的では利用できないという条件付き。
ブログやSNS利用には#ヒルマ・アフ・クリント展をつけるか、作者名、作品名などを表記することが必要なようです。(ブログタイトルをヒルマ・アフ・クリント展にしているのでこれで良いでしょうか?)
ただ、観覧者が皆、撮影に夢中になってしまう状況にもなるので、全作品OKにしてほしくはないなと思ったりはしました。一部で十分です。

なので撮影は特に気になったもののみで。
穀物についての作品、花、コケ類、地衣類(関連資料)のコーナーにて。
草花の学名とダイアグラムが植物図鑑のように示されている。
解説には『この図式が表すのは、眼に見える個別的外観ではなく、自然から抽出された、生命の成長をつかさどるような普遍的エネルギーと言えます』とある。
全然意味わからなかったけれど、スライド式に次々といろいろな植物と図式(?)が現れるのを見ているうちにだんだん何かわかってくるような気持ちになってきた。

チューリップは理解しやすい。(単に色か?)
このシリーズ作品の前に10分以上いた。
作品年表と作家の生涯を照らし合わせた年表の展示もわかりやすかった。
これまでの美術館展示より、観る側の立場に立った一歩新しいものになっているという気もした。
どの美術館に行っても、動員されているのはシニアの人たちばかりだったのに、この展覧会はシニア層が少なかった。若い人が多かったのは観に行った16時台という時間帯のせいなのかもしれないけれど。

東京国立近代美術館工芸館はなんと国立工芸館として金沢に移転していた。しかも5周年とは知らなかった。
今週は山中温泉まで行きますが金沢に立ち寄る時間はなさそう・・・残念。
加賀スパボラ、マニュアルを読むだけでも時間が過ぎてゆきます。
山中温泉に2800人以上の選手、スタッフは800人レベル!!!
終了まではブログ更新できないと思いますが、レポを楽しみにお待ちください。