こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

花と鳥のエデン

茅ヶ崎市美術館で開催されていた『小原古邨展』の前期、後期の両方に出かけることができました。(展覧会は11/4日曜に終了)
SNSで展覧会の情報を知り、花鳥画ということで興味を持ちました。小原古邨(おはらこそん)は名前をなんと読むかもしらなかったし最初は女性なのかと思ってた。金沢出身と知りさらに興味が増す。
お墓は金沢のお寺にあり、調べてみるとそのお寺さんは石引町で通っていた大学のすぐそばでした。
小原古邨の作品は主に海外に輸出向けで日本での知名度は低かったようす。
そんな知られざる作家が茅ヶ崎で!しかも金沢つながり!しかも鳥がいっぱい!!!
NHK日曜美術館で紹介されるときいたのでその前に行かなくてはと出かけました。
この展覧会は作品の撮影がOK。なので気に入った作品(というより好きな鳥の描かれた作品)はカメラに収めました。美術品の鑑賞に行ったというより探鳥に出かけたような気分になりました。結構マニアックな鳥も描かれていました。エナガタゲリ、イスカ。
写生をもとに作品は描かれているとのことだけど鳥に関しては図鑑のようなものも利用しているのではないかな?秋らしい一枚。シジュウカラと紅葉。

前期はテレビで紹介される前だったので空いていてゆっくり観られましたが後期は想像を遥かに上回る混雑ぶり。美術館の外に長蛇の列。入館してからチケットを買うまでも入場制限あり。テレビの影響力ってすごいんですね。いや、四季折々の花や生き物の姿、花鳥画は誰の心にも伝わりやすい芸術なのだということですね。
バードウォッチャーとしてはこれを機に鳥に興味を持つひとが増えるといいな〜と思いつつ美術館をあとにしました。

鳥つながりで。ジョウビタキ、近くの森で初認したのが10/24
10/30には住宅地でも発見。そのあとはランニング中には毎回どこかで見かけるように。(1羽だけでいる)
小グループで渡ってきて、それぞれバラけて越冬ときいていたけど本当にそうなんだなぁ。
きっとアナタのそばでもヒッヒッヒッと鳴いているはず。耳を澄ませてみてくださいね。