こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

遠藤原探鳥会

今朝は早起きして探鳥会へ。
集合場所は秦野駅。小田急線の電車が秦野駅に近づくと車窓が一変して、富士山もぐん!と近くなる。素晴しい晴天なり。
バスに20分ほど揺られて着いた先は一面、霜の風景。
砂糖菓子のようで、きれい。おいしそう。ちょうど日が昇って暖かくなってきている時間で日向は霜が融け、日陰ではまだ霜が残ってるのがおもしろい。太陽のエネルギーってすごいんだ。
この探鳥会の案内には『冬の小鳥や水鳥、そして木の実を探しながら、しっかり歩いてみたい!そういう方に向いています』とあり、まさにわたしにうってつけ。足の付け根の痛みがとれないままなのが気がかりではあったがしっかり防寒して出かけたのであった。
とにかく最近、鳥が食べる実について気になる。まず最初に発見したのが、サルトリイバラ。サンキライのことです。これはヒヨドリが食すらしい。
そしてこちらがマユミ。真っ赤な実が多い中、淡いピンク色で覚えやすい。わたしの持っている本にはキツツキ類やシジュウカラ類、メジロなど多くの鳥に好まれるとあったが本日のリーダーさんによるとそうでもないらしい。というかこの時期にこんなに実が残っていること自体がそういうことのようだ。
こちらがセンダン。これもあまり鳥には人気がないらしく、まだたわわに実っている。食べるのはヒヨドリくらいらしい。それにしても皆さん植物についても詳しい。本日はベテラン揃いと言った感じでした。すごいなぁ。

本日の探鳥会はしっかり歩くのが目的ということで通常の探鳥会のように縦に長くなり過ぎないようにしっかり前の人の背中に着いて行ってくださいと注意されたように、歩くスピードも速め、こんな急な階段を登ったりもしたけど、みなさん健脚だった。わたしは気が付くといつの間にか最後尾になっていることが多くて、この人たち絶対、ハセツネに出れるわ、などと感心してしまった。痛かったはずの足は気持ちの良い風景の中を歩くうちにいつの間にか痛みを感じないようになっていた。そしてしっかり防寒が裏目にでるようなポカポカ陽気となり、次々と帽子や手袋、セーターを脱ぐこととなってしまった。


今日の目玉はなんといってもルリビタキ。「滝の方へ行ってみますか?」という提案にのり、さらに歩くことにした一同の目の前に警戒することなく現れてくれたルリビタキくん。全員でじっくり観察できました。青い鳥って見るとシアワセな気持ちになります。お腹をプクーッと膨らませたように丸々した姿でした。

解散後、帰りのバス停で参加者のおひとりがつけていた万歩計、20000歩を超えていたとのこと。よく歩いた一日でした。


梅も咲き始めてて、ああ春の予感!