こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

講習会終了

二日間に渡るディモコインソール講習会が終了。
初日は午後8時頃まで講習があり、家に帰ったらもう寝るだけでした。二日目も午前8時前には家をでなくてはいけなかったのでかなりハードな二日間。一日中冷房の中にいたせいと食生活がちょっと乱れたせいもあってかなんとなくいつもと調子が違う。それでも今朝も走ってきました。
やっといつもの自分を取り戻しつつ、これを書いてます。でもなんだかお腹が痛いのです・・

これまでの講習会より今回の講習会は理解度が高かったというのが感想。というのもこれまで何度も学習したことを繰り返し、さらに細かくといった感じだったので、これまで疑問だったことも今回の講習で解決したりもして、今までで一番充実した講習会でした。なんにもわからない、なんもできまへん、と思っていたけど今度はできそう〜と自信が出てきました。毎回、講習会ではお隣に座った方のインソールをつくりっこするのですが前回、つくってもらったわたし用のインソール(画像のもの)はどうしてこうなるのかいまひとつわかってませんでした。でも今回の講習を受けてなんだ、そうだったのかとやっとわかりました。
少し前までわからなかったことがやってゆくうちにわかってくる・・という実感を味わうのはやはりいいものです。トンチンカンな質問ばかりする劣等生のわたしですが、だんだんまともな質問もできそうな気が・・・。
まあ、これは気がするだけで、今回もテストの方はいまひとつ。
足の機能やアーチのこと、ずいぶん間違えてしまいました。あとでテキストをみると、そうだよなぁと思うのだけど、テストで間違えるってことはやっぱりわかってなかったってことでしょう。
実技の方も最後に迷って取り付けたパットが余分でした。関係ないとこにつけてしまっていました。多分大きく減点。思うに、間違えても平気なところと、ここは間違ってはダメでしょうというところがありますが、ダメでしょうの部分を間違えてしまっているので救いようがありませんね。まっ、過ぎてしまったことは仕様がないので忘れます。

クツのフィッティングで印象的だったのは、カカトのフィッティングが大事だというお話。だけど市販のクツではほとんどカカトのバリエーションはなく、しかたなくEとか3Eとか前で合わせているのが現実とのことでした。
実際、わたしもつくるとき木型のカカト部分はほとんどいじりません。足の計測のときもカカトの計測はしていません。多くのオーダー靴屋さんもそうではないのかな。そのことに対してちょっと考えさせられました。
あとは靴の履き方の問題。
カカトを合わせてトントンとして履く履き方してる人は少ないです。そうやってカカトをキチンとあわせてヒモをしっかり結べば大抵はフィットします。やっぱり、ヒモとカカト、この2つをお客さまにわかってもらえるようやっていかないとな。ランニングを始めて、シューズは必ずそういう風に履くので、この点は大事にしたいこびとくです。
そのうちクツクツにもちゃんとまとめて書いて皆さんに啓蒙したいもの。

とまだまだ考えることはいっぱいですが今日はこのへんで。
お客さまからメールやお便りいただいたのにもこの数日は返信できず、これからボチボチします。溜まったのもザクザク読みます。