こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

ラン小説

『カゼヲキル』3部作読了。
増田明美さんのランニング小説で主人公の中学時代から高校、実業団、そしてオリンピック代表になるまでを三冊に分けて描いている。それぞれの装丁もいい。きれいな本だ。
解説の増田さん本人をモデルにしたと思われる人物も登場するし、おっ、これはきっと福士さん!と思う人もでてきて楽しめるのでおすすめです。まるで増田さんの解説のようにわかりやすくてコネタが散りばめられた小説でした。

そして次に読み始めたのが森絵都さんの『ラン』。これも装丁いいですね。
最初の5分の1くらいまでは一切、走るシーンがない。というより走る気配もない。『ラン』というのは題名だけでラン小説ではないのかなと思ったら意外な展開で主人公、環は走り始める。
ランナーってポジティブ思考の人が多いのだが、環はもっとネガティブな理由で走り始める。そうか、そうきたか・・・という感じで新鮮で面白い。まだ半分も読んでいないけど今後の展開が楽しみである。
普通はポジティブにフルマラソンの42キロを目指す。環は40キロ、6時間を目指す。だけどみんなとは理由が全く異なる。ここがおもしろいところ。うふふ。森絵都さんっていいなぁ。先日、『ダイブ!!』の上巻を読んで映画以上におもしろくて、早く続きを読みたいわたし。ちょっとはまってしまいそう。

とはいえ、ここのところは寝る前に数ページ読むのが関の山。
展示会中はお客さん待ちしながらザクザク読んでやるぅ!
その他のラン小説についてはコチラ

本日はつり込み&スクイ&カブセのハードスケジュールです。
業務連絡・夕食はお助けメニュー、麻婆春雨です!