こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

三番瀬

今日は久しぶりの探鳥会。三番瀬に行って来た。
三番瀬ってこんなところ。
東京湾の干潟である。潮干狩りしている人も多数いた。渡ってきたユリカモメと今シーズン初のご対面。こんなに暑くてもやっぱり季節は冬へと向かっているのだ。海上にはスズガモ、ホシハジロオナガガモキンクロハジロなどカモたちもすでに飛来していた。
干潟の鳥はといえばシギ、チドリ類。まとめて「シギチ」と呼んでいる。今日は走り回っているシロチドリとハマシギがいっぱいいた。ミユビシギという色の白っぽいシギは初めての観察。大型のダイシャクシギやオオソリハシシギも確認。だけどこのシギチはとにかく識別が難しい。みんなソックリさんなのだ。
ベテランの方々に教えてもらいつつの観察。しかも潮が引いていたので双眼鏡での観察は厳しい。望遠鏡を覗かせていただきながらの観察で不完全燃焼のこびとく。
ちょっぴり苦手の干潟の鳥なのであった。どちらかと言えば、山の小鳥が好きだな〜。
でも今日はミヤコドリをいっぱい見られたので嬉しかった。

以前にも書いたけど干潟=ウェットランドは生き物にとってなくてはならない存在。鳥にとっては魚や貝やカニなどを食べられる場所であるし、その鳥を狙ってくるものもいる。そうやってみんなつながっているのだ。そしてここ日本は渡りの中継地点でこの干潟でしばしの休息と栄養補給をして、北へ南へと旅立ってゆくのである。陸でもない海でもない干潟。こういうウェットなものの大切さを思うたびに、自分の仕事のカタチに思いを馳せる。どちらでもない感じ。目指すは干潟のような存在。
なんだかつかみどころのない話になってしまいましたが・・・。

新しいクツをおろしてゆこうと思ったけど
やはり慣らしてからの方が良いので
やっぱりこの靴で出掛けた。