こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

かもめ食堂

念願の『かもめ食堂』を観た。
こういう映画は都内じゃないと観られないと思っていたら、遅ればせながらではあるが藤沢の映画館にて上映のニュースをきき、楽しみにしていた。

小林聡美さん、片桐はいりさん、もたいまさこさんの三人の名前をきいただけでむむむっと思いますよね。きっと。
フィンランドヘルシンキで始めた小林さんの『かもめ食堂』。そこに片桐さん、もたいさんが加わり、お客さんもだんだん増えてゆく。
日常的でいてそうでないような不思議な毎日。
かもめ食堂で使われているテーブルや椅子がまさに北欧家具!という感じだし、食器も、そしてファブリック類(フキンだとかなべつかみだとか)もみんな「おー、北欧スタイル!」と思わせるものばかりで興奮してしまう。小林さんが来ている柄のブラウスやエプロンもとっても可愛いし、もたいさんが着る大胆な柄の服もいい。特に小林さんの履いていたブルーのペッタンコ靴がよかったなぁ。もっと色や柄を着こなそうよ、ニッポン人!って感じですね。
かもめ食堂のカウンターにバサッと生けられた花(日替わりで一種類の花だけ)もマネしたい。
そしてシナモンロール!甘い匂いがこちらまで漂ってくるよう。美味しいコーヒーになるおまじないとかも・・・

わたしたち日本人が世界に誇れるものって食文化かも。
「おにぎり」は日本人ならだれでも作れるソウルフード
この映画を観ると自分にもできるような気がしてくるのだ、海外での日本食堂。

イタリアをひとり旅したとき、チンクエテッレの小さな町でここで靴屋ができるんじゃないだろうかとなかば本気でこのまま帰らない自分を想像し続けたこと思い出した。
フィンランドもいいなぁ・・・。

今日はかもめ食堂ではなくてアトリエkikaで
お客さんを待ちます。おいしいコーヒーもありますよ。
いらっしゃいませ!!(映画のラストのセリフ風に)