こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

牧野富太郎の恋

朝ドラ『らんまん』が好き過ぎて。

読んでみました。

ドラマの原作なのかと思ったらそうではなかった。(ドラマには原作はないそうです。史実をもとにしたオリジナル脚本)

タイトルは「牧野富太郎の恋」だけど、ほとんど妻スエさんの物語です。

お金のことは全く気にせず植物学に没頭する富太郎を影で支えるスエ。(すみません。お名前の漢字が難しいのでカタカナにしました)

借金が今のお金で3億円くらいになっても平然とやりくり。

子供は13人。うち6人を亡くしています。

ドラマでは17歳?で結婚する寿恵子ですが、スエは15歳で嫁ぐ。

富太郎とは結構歳も離れています。

それなのにどんなときも旦那様を励まし、愚痴も言わない。

富太郎さんは優しそうだけど家事を手伝っていたとは思えないし、子供の世話だけでも大変だと思うのに多大な借金まであって家財を差し押さえられることも度々。

それなのに待合の女将もやってお金も稼ぎます。稼いだお金は富太郎氏のために使う。

こんな奥さんは現代にはいないでしょうw 

 

借金はクラウドファンディングみたいなことを新聞社が募集してくれたら全額肩代わりしてくれる人が現れます。3億だけど・・・😳 

それでもさらに借金してゆく富太郎って。。。

このあとのドラマの展開はこの小説のようになるのかな?

なるなら寿恵子さんの待合の女将姿が見られるのかな?(きっと美しいでしょうね)

小説の中では富太郎が上京するときのお付きの人は二人で、特に重要人物ではありません。

ドラマではそれが武雄でかなりのキーマン。

てか武雄が観たくて『らんまん』観ている人も多いかと。

武雄みたいな忠信な人もなかなかいないよね。

あとこの小説の方では富太郎を敵視する人もまあまあいて、ドラマほど愛され万太郎ではありません。

 

わたしはドラマで毎週、植物の名前がタイトルになっているところがお気に入り。

20代の夏、山中湖で住み込みのリゾートバイトをしていたときに周辺の植物を片っ端から図鑑で調べまくっていました。当時のことを思い出します。30年以上前のことだけど毎日が発見でした。ほんとにリアル万太郎だったなぁと。

先週のドラマのタイトルは「マルバマンネングサ」

初めて牧野氏の名前がつけられた植物です。

そしたら先週、近所の道端でそれっぽいのをみつけました。

葉っぱがちょっと違うかなー?

オカタイトゴメかなー?

と悩む時間がいとおかし。

 

次はこれを読みます。