野鳥の会メンバーさんと今月は箱根へ。
湯本駅スタートで塔ノ峰に登り、水乃尾方面に下り風祭駅までを歩く。
前回は2021年の同時期でした。
同時期とはいえ10日ほど違うとやっぱり少し様相が違うみたい。
この時期の10日で植物はぐん!と成長するのだなぁと感じました。
たぶん鳥の子育てもそうなのだろう。(うちの近所で5月の終わりからずーーーーっと鳴いているイソヒヨドリもあと10日もしないうちに立ち去る予感)
おなじみ阿弥陀寺からの登山道。休憩挟みつつ、途中でキビタキの声を聞き、全員で探すも姿は見えず。あんなに近くで鳴いているのにこれだけの人数で探してもみつからないのだから一人のときに見つけられないのは当たり前か・・・。
ガビチョウとしか思えないクロツグミの声も聞く。クロツグミの方が品があるとは言うけれど区別は難しい。この場所で聞くからクロツグミと判別する。
塔ノ峰までは2時間。今回も塔ノ峰付近でお弁当タイム。
メンバーさんの中にはYAMAPユーザーもいて『ガイリーンって呼ぶんでしょ』とご存じでした。トレイルランナーのログを見たそうで『一周9時間ちょっとって速いわよねぇ』と。
それ、とっても速い人です〜 その人すごいエキスパートですから!と念押ししておきました。
昼食後は下って行くだけ。
あの朽ち果てた車も健在でした。
期待していたサンコウチョウの声は聞こえず。
代わりにサンショウクイを発見!
ピリリピリリという声がする方を見たら数羽が猛スピードで飛んでゆく。親子かもしれないそう。
巣立ちビナは親と行動を共にしながら食べ物の捕り方や危険を察知することを学習していくというがまさにそういう時期なのだろう。
飲める水みたいだけどちょい微妙な水場を過ぎたら溜池に出る。
カルガモがいました。
萩窪用水沿いの道。風祭駅までもうすぐ。
今回覚えたのはリョウメンシダ。
裏と表の区別がつかない。両面が同じように見える。
他のシダ類はこのように裏面に胞子嚢があるそうです。
今後「らんまん」に出てきそうな気がするw
ラミーカマキリはわたしにはパンダにしか見えなかった。
里に近くなったところでピュー、ピューと大きな声がした。何か猛禽類の声だとのこと。
何か猛禽類って何だったのだろう?と気になって帰ってから調べてみた。(コジュケイの声のようだとも思ったので)
さえずり検索で猛禽類の声をひとつひとつ聞いてみるとノスリとオオタカの餌乞声に近いと思った。解説を読むとオオタカは”間伸びしたピーイ”でノスリは”もの悲しげなピィーア”とある。
(バードリサーチの鳴き声図鑑より)
どっちなんだ?むずかし過ぎるww
似た声にコジュケイ、アオゲラが挙げられていたのでコジュケイかなと思ったのもあながち間違いではないようだ。
餌乞声は”えごいせい”と読むらしく、雛が親にねだる他、雌が雄にねだるパターンもあるそう。
というわけでモヤモヤは解決しないままだけど復習も楽しいバードウォッチングなのであります。
いつかわかるその日まで。その日のためにここに記録しておきます。