こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

ゆく年くる年

2017年 大晦日今年も最後はパーツを外してお手入れ
かかっている糸も針も全部外すのはお正月だけ
おせちも何もしてないけどこれだけは毎年の恒例


8月の終わりに骨折して4週間はギプス。松葉杖は6週間ほど。ランオフは二ヶ月半。
幸いお引き受けしていた靴の納期には余裕があり、お客様にも承諾していただきしばらく休業になりました。
ミシンはなんとか踏めるようになっても底付けの作業ができずに困りました。
気持ちは焦るけれどこんなにも靴つくりが足を使う作業だったとは気付かず・・・。
骨折前にオーダーを受けていた靴はなんとか完成させたけど元どおりの仕事ができるようになるまでは時間がかかりました。

現在は治療も終了し、日常生活にもほとんど支障がなく過ごしています。
後遺症のような痛みは少しあるけどそれはランニングのときだけで歩行には問題ありませんのでご心配なく。
来年はちゃんとこれまで通りの仕事ができます!やります!


以前はできていたことが今はちっともできない。(骨折がなかったとしても)
そんな自分に苛立つことも多い一年でした。
それでもやっぱり真っ先に自分を許そうと思います。晦日、小さな盆栽を買いました。
これだけですっかりお正月気分。
どうぞよいお年をお迎えください。