こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

今年観たナンバー1かな(人生フルーツ)

先日鎌倉ではチケットは全日ソールドアウトで断念。
やっと観に行けました。評判はきいていたものの、自分は住まいにはこだわらないタイプだし、ていねいな暮らしもしていないしとスルーしていたことが悔やまれます。もっと早く観に行けばよかった。
修一さん90歳と英子さん87歳の暮らしはお手本にしたいことばかり。
二人の家はそれほど大きくはないけれど雑木林に囲まれている。その雑木林は自分たちで植えたもの。
丸裸だったニュータウンに雑木林のエリアをつくったお二人。果物のなる木や畑で日々収穫している。
英子さんはなんでも土鍋。揚げ物さえも土鍋。
余計なものは持たず、模様替えはよくして、お互いをさん付けで呼びあう。
ある日、昼寝からそのまま起きてこなかった修一さん。

"死が二人を分かつまで"という言葉のことを思った。
先日観たもう一本の映画。鎌倉では亡くなった人は妥当な理由があれば死神に幽霊申請してもうしばらく現世に残れるという。でもそれは家族の命を削るのと引き換えに。
黄泉の国に行けば先に亡くなった家族が迎えに来てくれる。
わたしは幽霊申請するかなぁ〜?と真剣に考えてしまった。
幽霊申請して残るより、黄泉の国でゆっきんに会いたいかなとかね。
夫婦は必ずどちらかが先に逝く。
そんな日のことを考えてしまう年の瀬。

人生フルーツ
鎌倉ものがたり