こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

初恋の味

伊豆での72.5キロ、14時間の旅を支える補給食。今回はいつもと違うものを使いました。↑↑自家製エナジージェル(カルピス味)★
これまでどうしてもあの市販のジェルのドロッとした甘みになじむことができず、長いレースでもせいぜい1個か2個しか消費できず補給はおにぎりやパンなどの固形物に頼るしかありませんでした。おにぎりなどは多糖類で良いのですが消化吸収に時間がかかり運動時には不向きという話もあるし、なんといっても荷物が重くなるのが難点。
うー、わたしに必要なのはジェルに慣れる練習かもなぁ・・・と思っていたところ、ラン友にジェルを自作することを教えてもらいました。市販のジェルの主成分マルトデキストリン粉飴を使って簡単にできるとのこと。
ジュースやコーヒー、スポーツドリンクなど好みの液体70ccに粉飴100gを溶くとちょうど市販のジェル4個分(約400キロカロリー)になってフラスク1本分に納まるとのことでした。あとはこれにクエン酸や塩をお好みで足せばいいらしい。
粉飴は水よりお湯に溶けやすいので溶液をレンジで温めて溶かすといいと教えてもらいました。
早速、やってみた。レシピはこちらも参考にしました→
耐熱の計量カップに普段飲むのよりちょっと濃いめにつくったカルピスを70cc入れてレンジでチン。
そこに粉飴を入れます。あんまりドロッとさせたくなかったので100gではなく80gにしました。そこにクエン酸を少々。クエン酸は入れ過ぎると酸っぱーくなるのでご注意。
たったこれだけ。超カンタン♪♪♪
上の画像ではうっかりダイエットカルピスを使ってしまっていますがこの場合は高カロリーにしたいのでノーマルカルピスの方が良いです。いちごやマンゴーなどフルーツカルピスを使ってもおいしそう。
市販のジェルよりずっとサラサラした液体状ですが水なしでも飲めるし、何の抵抗もなく摂取できました。っていうか疲れてくると好きなものしか口にしたくなくなってくるのでカルピス味、ほんとによかったです。
さすが初恋の味!

粉飴ってエネルギーが砂糖と同じなのに甘さは砂糖の1/5なんだそうです。なので糖尿病などの食事療法にも使用されるとか。血糖値を急上昇させずにエネルギーを多くとれるってことなんですね。
いつも長めの距離を走るときは自分で小さく握った塩昆布のおにぎりを持って行きます。今回は遠征だったからそれができなかったけど、レース当日配られる朝食のおにぎり弁当のおにぎりを一つ残して持って行こうと思っていました。ところが前日夜になってなんとその弁当が間に合わないということで急遽、おにぎり弁当は"のり弁"に変わってしまいましたorz
よっぽど民宿のおばちゃんにラップをもらってその場で握ろうかとも思ったけど、そこまですることもないかと米なしでレースに挑みました。しかし、米なしだとお腹が空く〜〜
代わりにパウンドケーキを食べたけどお昼ころの時間帯には米が食べたかった・・・。
第二関門エイドで塩かつおうどんが食べられるけどわたしがそこに到着できるのは午後2時頃。速いランナーさんたちはちょうどお昼に食べられるんだろうなぁ〜いいなぁ〜と遠い目をしながら進んだのでした。
今後も自分にあった補給食を模索します。