こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

蜩ノ記

なかなか観に行けないうちにそろそろ上映も終了になりそうということで慌てて観に行って来ました。
三連休で劇場入り口は混んでいたけどこの映画はガラガラでした(あんまりヒットしてない?)
あらすじその他はこちらで→映画・蜩ノ記公式サイト
2年前に原作を読んで感動し、とてもとても期待をし、待ち望んでいた映画。
あのような長編を2時間の映画にまんままとめるのは不可能と思いながらもどうしてもそれを求めてしまう。
よって辛口の感想になってしまいます。
いや、いい映画でした。役所広司さんもはまり役だと思うし、岡田准一さんも官兵衛よりこちらの方がいいと思う。
だけど何か足りないような気がしました。
(原作を読んだときのこびとく日誌→
小説の中でいいなぁと思ったあのシーン、
松吟尼が遠くの山を眺めながら秋谷の娘、薫に『あのように美しい景色を目にいたしますと、自らと縁のあるひともこの景色を眺めているのではないか、と思うだけで心がなごむものです。生きていく支えとは、そのようなものだと思うております・・』というシーンはそのまんまこのセリフであったのですが、なぜかそれほど心に響かず。
これは寺島しのぶ(松吟尼役)さんのせいなのか、それともわたしがこの二年の間に変わってしまったのか・・・。(あの頃は「JIN」観てたからね)
最後に未練を残すということがどういうことかということについてはこの映画ではわからなかったなー。
細部がやはり映画ではどうしても説明不足になってしまうのでしょう。説明しなくても映像で伝えられるタイプの物語もあるけど、「蜩ノ記」はそういうタイプじゃなかったってことかな。
とりあえず、小説の方をもう一度読み直してみようと思います。

ところで、今朝方、ニャーという声で目が覚めました。
ベランダを覗いたら、白い華奢なネコがとぐろを巻いてました。こんな感じで。

一瞬そのにゃんこと目があったけど、そこでほんとに目が覚めました。夢の中で夢だとはわかってた。
ゆっきんだったかどうかはわかりません。続きがみたくて二度寝したけどだめでした。
ニャーっていう声は、ぽかったんだけどなー。