こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

ハセツネ30・おまけ

レースのレポ、もうちょっとだけおつきあいください。

今回も高低図を持って走りました。印をつけているところが関門。赤丸した数字が関門時間です。第一関門の入山峠(4.65キロ地点)が10時30分、第二関門の和田峠(16キロ地点)が12時30分というようにとにかく関門封鎖の時間を頭に叩き込んでのレースでした。
そしてどこの関門も5分前とか10分前とかの通過で結構ギリギリ、余裕なし。だから途中で写真撮ったりとか全然しませんでした。
だけど季節柄、オオルリらしききれいなさえずりが響き渡っていたり、ヤマルリソウが両脇にたくさん咲いているところがあったりと立ち止まりたくなるようなポイントがいっぱいありました。下が切り立った崖でここから落ちたら死ぬなーと思うようなところを走っていたり←そういうところも記念に写真撮っておきたかった。
後半もう腰から下が疲れて足も動かなくなってきてただ歩くしかなかったとき、ふと景色を見渡してみると絶景でした。新緑が美しく、遠くまで緑の山が連なっていて、ウグイスやカラ類がさえずっていて、前にも後ろにも人がいなくて山の中にわたしひとり。
ある意味すごいゼイタク!ロードレースではこんなの絶対味わえない。まさしくトレランの醍醐味。

スタートしてしばらく走ったあと大渋滞に巻き込まれるほどの大人数だったのが最後にはこんな風にひとり旅状態になるほどばらけます。みんなちゃんとトレーニングして鍛えている人ばかり。
わたしはいつもトレイルレースでは最後方ランナーになります。レース後半はひとり旅が多くなってしまう・・・。だからいっつも迷子になる心配してます。普通はそんな心配しなくていいんですけどね。今回は要所要所にスタッフの方がいて誘導してくれたので迷うことなく安心でした。
それよりは怖かったなーと思うのはケガや体調不良のこと。膝をケガしておんぶで搬送されるところのランナーさんを見かけたり、たくさんの消防車が出動してレスキューの人たちが駆けつけているところに遭遇したり(誰かが落ちたときいたのだけどどうだったのでしょう?)、スタッフの人が『えー、顔面蒼白、嘔吐あり』と連絡している声をきいたりと、やはり過酷なレースならではのトラブルを目撃しました。

ちゃんとトレーニングを積んで、装備を準備して、なおかつ自分の体調を管理し、自分がどこまでできて、どこまでできないのかをきちんと把握して笑顔でゴールできることを心掛けなければなーとしみじみ思いました。一歩間違えれば自分が搬送される当事者になってしまう場合もあるのですから。
今回のレース、出走者は1239人、リタイア75人で完走者は1164人。完走率は93.9%と驚くような完走率の高さでした。結構キツいなーと思ったのでもっと完走率悪いと思ってました。みんな鍛えている方ばかりなんですね。
ちなみにわたしの順位は1070位。おっそいですけどリタイア組に入ってもおかしくないへなちょこでありながら時間内完走したんだから立派!立派!ととりあえず自分を褒めよう。

それからいつも足裏が痛くなっていたトレランシューズですがパットを貼ったおかげか痛くなることはなく今回はシューズの不調を全く感じることはありませんでした。っていうか、もう疲れ過ぎてどうなってるかわからない状態だったせいもあるかも。いつも痛くなる腸脛靭帯も痛みを感じなかった。局所の痛みを感じなくなるほど全体的にしんどかったでーす。


臨時休業の月曜に先日のフレンチランチブッフェのリベンジ!
パイ包み焼きやらパテやらフォアグラやら合鴨やら
いっぱい食べてきましたー
同じ時間、前日のレース中のランチは
ジェルをチューと歩きながら吸ってただけと考えると
人生イロイロやねぇと思いました