こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

伊東オレンジビーチマラソン

今朝、泊まったホテルのお部屋に届いた地元の新聞にも載ってました。
元気に子供たちがスタートする様子に象徴されるようにこのマラソン大会は子供たちが主役。伊東市内の小中学生がたくさん出場しています。わたしたち一般の部の10キロランナーともコース上ですれ違います。
ビリの方を走るのはやはり太っちょの子たち。伴走の大人に励まされて走っています。すれ違うわたしたちランナーもつい「頑張れ!」と声をかけてしまうのですが彼らにとっては余計なお世話かもしれませんね。多分、放っておいてくれ!という気持ちなのではないかと思ったりします。
声援に励まされるのは大人の特権なのかもしれません。

昨日のわたしのレース、スタートはまだ整列する前に号砲がなり、スタート地点より前から走ることに。いつものようにスタートしてしばらくはごぼう抜かれです。でも後半頑張れるようにとペースはおさえめに。案の定2キロも走らないうちにスタートダッシュした人たちが前からこぼれおちてきてます。やっぱり前半は飛ばし過ぎないのが得策のよう。残り3.2キロという第二折り返しまではなんとか頑張れましたがその先が結構きつかった。ちょうど近くを走っていた男性が見事なまでにわたしと同じペースでその方と並びながら、前を追いかけました。多分、ひとりだったらこのあたりでへばってたと思うのだけど不思議なまでに同じスピードだったのでそれをキープしつつ走れました。おかげでそこからゴールまで誰にも抜かれることなく、むしろ大勢の人を抜き去ってゆくレースでした。←全く信じられない展開ですが
あと1キロの表示を見て、あと少しのガマン、と思うもやっぱりもうダメか・・・と弱気にもなり、ずっと並走していた男性にもう、ついてゆけないかなぁと思っていたら、少し男性のペースが落ちた。やはり彼も疲れていたようでなんとわたしの方が前に!はぁはぁ言いながらも引き離すことになった。
途中、何度もやめたくなるのだけどその度に時計を見ながら、このままいけばベストが出るかも!今日みたいに暑くもなく寒くもなく風もない条件の良い日はないかもしれない。来年はまたひとつ歳をとるのだからチャンスはもうないかもしれない。このチャンスを逃してはいけない!!
と自分を励まし走りました。ほんとにもう体力がどんどん向上してゆく年齢ではないので崖っぷちですもんね。そう考えるとやっぱりチャンスは生かさないと。足が痛いの何のと言い訳している場合ではないのでした。
でもやっぱりゴール直前はバテバテで目の前にいた少し年上と思える女性にどうしても追いつけなくて彼女の苦しそうな息をききながらも最後は引き離されてしまいました。で、51分2秒。
あと3秒速かったら50分台だったんだーとあとから悔しくなりました。←人間って欲深いですね
でもこのタイムは奇跡だと思う。伊東オレンジマラソンに初めて参加したときは57分台だったんですよ、わたし。6分縮めるということは約1キロ先を走っているようなもの。
ちょっと信じられないです。

だから走り終えて温泉入っているときも自然と笑みがこぼれます。
辛かったけど楽しいレースでした!!


毎度おなじみの開会式。中央が駒澤大の3選手。
箱根の4区、7区を走った4年生と一年生の選手、
全く別次元の走りを見せてくれました。