こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

鎌倉アルプストレイルラン

昨日のレースの様子をご報告しますね。朝は冷え込んだものの走るには暑くもなく寒くもなくまさしくレース日和の晴天。集合場所は港南台高校です。港南台駅につくと駅前には誘導の矢印を持ったスタッフの方が立っていてそちらに従って進むと数十メートルおきにまたスタッフの姿があり、地図など見なくてもあれよあれよと言う間に港南台高校に着いてしまった。これまでのどんなレースより誘導が完璧!受付は高校の敷地内でしたがスタートは歩道橋を渡って向かい側のグランド。充分な広さがありウォームアップできました。
ラジオ体操のあと50人ずつ1分刻みでウェーブスタート。グランドを一周してから次々とランナーが飛び出してゆきます。スタートを待つランナーからも声援が飛び、グランドはお祭りムードな気分。そしてあっという間に自分もスタート。トレイルの入り口までしばらくは幹線道路の歩道を走ります。昨年はここでまわりに合わせて速く走っても途中いくつかの信号待ちで結局止まってしまうことになったので今年は冷静にゆっくりペースで。でもみんな速いです。一度信号がわたしの後ろで赤になってしまったのでわたしが最後尾ランナーとなってしまいました。わたしより後ろのランナーは全員信号待ちです。なのでしばらくはビリなわたし。待って〜という感じで前を追いつつ、振り返ると誰もいない状態がしばらく続きました。トレイルに入ってしばらくしたらやっと後続の速いランナー集団がバラバラと近づいてきて抜いて行ってくれたのでようやく孤独から解放される。去年はショートコースの13キロの方に参加していたのであまり速いランナーはいなかったのだけどさすが20キロのコースは健脚揃いなんですね。いっぱい抜かれました。
トレイルの中は晴天の日曜ということもあってハイキングの人たちといっぱいすれ違います。皆さんびっくりしたような様子だけど好意的に頑張れー!って応援しながら道を譲ってくださったのが嬉しかった。こちらも「こんにちはー」「すいませーん、通りまーす」「ありがとうございまーす」「がんばりまーす」となりべく声をかけながら通り過ぎます。小さな子供たちは一緒になって競争するように走ってたりもします。外国人の人にまで「ガンバッテ」と言われました。こんなにたくさんの見知らぬ人に応援の言葉かけてもらうことって日常ではまずないのだからこれだけでも走っててよかったーと思えます。あたたかい言葉と笑顔って人を元気にするんだなぁとしみじみ。だから苦しくても笑顔で走りました。
このコースは横浜市最高峰の大丸山156メートル、鎌倉市最高峰六国見山147メートルがありますが最大高低差は100メートルほどでそれほどきつい勾配はなく細かくアップダウンを繰り返す走れるコースです。だからほとんどを歩いてしまった陣馬山トレイルなんかよりも体力を消耗した感じでした。わたしにはハードなコースよりこのくらいの走りやすいコースの方が向いているなぁと思ったのでした。去年のショートコースのゴールの大船高校のあたりには去年より5分程速い時間に通過して成長した自分を感じることもできました。あのときはこのゴールより先をさらに走るなんて想像もできなかった。人ってホントいろんな可能性を秘めてますね。

また足が痛くなりそうだったので今回もスタート前に痛み止めの薬をドーピング。途中、痛みはやっぱりあったけどなんとか20.8キロを走りきれました。ずっと山の中を走って最後のゴールが海!なんとも言えない気分でした。砂浜に出たらゴールだとばかり思っていたら、稲村ガ崎公園の中までコースは続いていてフィニッシュラインは階段を登った一番上だったのでゴールを目の前にして階段で力尽きて歩いてしまいました。だけど先にゴールした人たちがあと少しと声をかけてくれるのでそうそう止まるわけにもゆかず、本人は走っている気分、端から見たらヨレヨレ歩いているといった状態でのゴールでした。
記録は2時間39分56秒。3時間は切れたので良かったかなーと思ってます。

稲村ガ崎公園の芝生に散らばったレース後の独特のさわやかさを持ったランナー集団。このゴール後の雰囲気は何度味わっても良いもの。みんな紅潮した顔をしてます。そして向こうには江ノ島が見えてというロケーション。本当に楽しいレースでした。
とはいえ、その後のわたしは全く使いものにならず、稲村ガ崎のセブンイレブンでお弁当を買って帰宅したあとは何もする気がおきず、夕食は宅配ピザ
なぜか体重が増えていた〜


ゴール後、全員に配られたカップうどん。
ありがたかったです。
参加賞のタオルを頭に巻き昼寝。
いつの間にか,猫が乗っている。