こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

雨ツネ泥ツネ(完走しました!)

日本山岳耐久レース(ハセツネ)完走できました!

スタートして3時間もしないうちに雨が降り出し、ほぼ一晩中降ってた。

おかげでトレイルはスーパードロドロ&スリッピー😱

めっちゃくちゃ時間かかった71.5キロでした。

今回、完走すれば10回完走のアドベンチャーグリーンの称号を貰える夫と一緒にフィニッシュしました。夫とはスタートから付かず離れず進んでいたけど、浅間峠手前ではぐれ、さよならかなと思ったら、浅間峠でまた合流したので以後一緒に進むことに。

旅は道連れ世は情け。

なかなか思い出に残るおもしろい旅でした。

 

スタート地点では久しぶりの人たちにも会い、わーわーきゃあきゃあ過ごす。

マンモス大会だから結構知り合いに会えます。ここでしか会わない人もいるし同窓会ぽい。

みんな久しぶりのハセツネで嬉しそう。

13時にスタートして今熊神社に向かう沿道でコースを2周するダブルの部にエントリーされていたはずの望月将吾さんが応援しているのを発見!

「あれっ?望月さん、ダブルは?」とお尋ねしたら「ごめんなさーい」と答えてくださった。

そして今熊神社の階段のところには石川弘樹さん。

信越五岳のTシャツをリメイクしたのはわたしです!とお伝えしました。(先日こびとく日誌の記事を石川さんがリツイートしてくださり、一瞬バズったの)

kobitoku.hatenablog.com

入山峠ではラン友さんの熱烈応援を受け、そのお隣には上田瑠偉くんが!

とトップアスリートと触れ合うこともでき、テンション上がりました。

 

前週に浅間峠までは試走しているので辛いのは承知のこと。淡々と進みます。

渋滞はあったけれど入山峠は流れていたから以前ほどではなかったのかな?

雨脚も強まり、薄暗くなったところでレインを着て同時にライトの準備。

その頃から路面の状態が悪くなってきてた。

浅間峠の手前の滑りやすいところは予想通りスキー場のようになっていた。でもこれはまだ序の口。この先、全ての登山道でツルツルかドロドロのどちらかが永遠に続く。

巻き道では路肩を踏み外すと滑落しそうなところがいっぱいあり、滑るので怖い。

この状況で誰も落ちないのがむしろすごいなと思いながら進む。

浅間峠からはポールを使用。持って来てよかった。

何人かのお友達はポールなしで完走していたけれどわたしは無理だったなと思う。

ポールがなければ下れないところばかり。登りでもポールが大活躍。

夫はポールなしだったのでドッカンドッカン派手に転ぶ。「大丈夫!?」と何度叫んだことか。

そんなわたしも横滑りしてヒュンっと漫画のように足揃えて真横に転んでそのまま泥の上を滑り落ちていったり。怖い、怖い〜言いながら進んでいた。それにもそのうち慣れてくるのだが。

一番すごかったのが第二関門月夜見駐車場を出たすぐのあの坂!

あそこは乾いていても滑るのだが、降り続く雨とわたしが通過する頃は1000人以上が通ったあとなのでみんなが滑った跡だらけで(人が滑ったところは絶対滑る)どこを通っていいかわからないくらい。一歩ごとに滑る。滑ったら止まらない。そのまま滑り落ちていく。

この場所の通過にめっちゃ時間かかった。脇の草の上が滑らないって言われて移動するんだけどその途中で滑り落ちてしまうというね。

広大な滑り台と化していた。あちこちでみんなが叫びながら転んでて地獄絵図のよう。

他のところの記憶が薄れてしまうほどの強烈さでした。

実際、他のところを思い出せない・・・

その後はツルツルというよりドロドロ、水溜りが続いてたのかな?

雨は止んだかと思うとまた激しく降ったりもし、予報より降った感じ。

14度、雨は2~3ミリという予報だったはず。山の上はもう少し気温は下がっていただろうけど動いていればそんなに寒くはなかった。雨は2~3ミリより降っていた印象。

第二関門でレインパンツを履いたような気がする。

レッグカバーも持ってきていたのでタイツ代わりに履きたかったけれど雨の中、ドロドロのシューズを脱いで履くのは困難でシューズを履いたままで履けるレインパンツをセレクト。

保温のための長袖もザックにあったがこちらも雨の中、一旦レインウェアを脱いで着るのは大変で半袖アームウォーマー+レインのまま続行。

びしょ濡れの指なしグローブは指ありのものに取り替えてレインカバーになるグローブを重ねた。(さらにアンダーにはファイントラックのスキンメッシュ)

数日前、いきなり気温が下がった朝にちょうど14度くらいだったので試しに走ってみたら半袖アームウォーマー短パンで寒くはなかったが手だけは冷たく感じたので手の寒さ対策は万全にしておいたのだ👍

それにしても雨だとボトルへの水の補給も着替えも何もかもびしょ濡れの中でやらないといけないし、ドロドロだしで大変でした。

ハセツネの場合、エイドじゃなくて"関門"だから関門でいろいろやるより、途中のベンチで準備する方が休まる気もした。

夫のアドベンチャーグリーンがかかっていたし、今回は3人でチームエントリーをしていたのでチームリザルトを残すためにもリタイアの選択はなかったけど、正直なところ第二関門でやめたい感じだった。

足元が悪くて変に踏ん張ったりするから体力が消耗したのか、とにかくバテバテ。

いつもの夜中のムカムカもきていた。

とにかく深夜帯に弱すぎる。夜中に身体が動かない。。(でも夜のレースは大好き)

前をゆっくり歩く夫にもついていけない。

「ちょっと待ってくれぃ」

「休ませてくれぃ」

「補給させてくれぃ」と何度も懇願。

ポールを持っていると止まらないと補給ができないので時間のロスは多くなる。

ま、今回は時間のことは気にせず進みました。御前山も大岳山も山頂で座って休む。大岳山ではすでに明るくなっていた。

日の出山で休んでいるときに『ダブル、小原選手が長尾平通過』というスタッフの方の会話が聞こえた。

 

一回で終わらすつもりでしたが長くなったので一旦切ります。

つづきは次回に。