こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

雨ツネ泥ツネ その2

24時間でコースを2周するハセツネダブルの部。

エントリーできるのは歴代の優勝経験者か10時間未満の完走経験者、またはITRAパフォーマンスポイント男子725、女子600以上。

わたしらが20時間以上かかるなら、ダブルの選手に抜かれる可能性ありとは思っていた。

けれども、あのドロドロツルツルどうするの?

1周目は良かっただろうが2周目は2000人近くが通ったあとだよ。

もしかしてダブルは中止になってるかもね・・なんて話していたのだ。

だけど日の出山で聞こえてきた『ダブル、小原選手長尾平通過』のアナウンス。

え!もうすぐ来るの?!

ってことでわたしたちもすぐに金毘羅尾根に向かって出発した。

一体どこで抜かれるのだろう?

と思っていたら結構早かったです。

 

いきなり後ろから『ダブルです!』の声と共に小原さん現る。

そして脇によけたわたしたちをあっという間に抜き去る。ちょっと登っている場所だったけれど一瞬でした。とても2周目とは思えないスピードで。

『ナイスラン💕』ととっさにかけた言葉に『ハイ!』と答えて去ってゆきました。

もうなんて爽やかな風が吹いたことか。

速い〜足長い〜日焼けしてない〜汚れてない〜

その場にいる人たちといいもの見たわぁ〜💕となり、全員ハート目に😍

そしたら夫が『小原さん長靴履いてたね』と言うのです。遠ざかっていく後ろ姿を見るとほんとだ!長靴履いてる!!!

すごい!トップアスリートって、そこまで準備してるんだと感心しきり。

地面についた新しい足跡を見て「多分、これが小原さんの長靴の跡だよ〜」と踏んでみたりして。

よくよく考えてみれば長靴には計測チップは付けられないし、そんなはずないだろうとわかりそうなものなんだけど徹夜で歩いて頭おかしくなってる夫婦には長靴すげ〜としか思えなかった。

家に帰ってから小原さんのフィニッシュシーンの動画を見て、後ろ姿のロングパンツの膝下がまるで長靴のように泥で色が変わっていただけということを知るのでした。

そのあとトレイル出たところでダブル2位の万場さんにも抜かれる。万場さんも一瞬でした。

ゼッケンの色違う!くらいしかわからなかった。

で、万場さんの後ろをゆっくり歩いていたわたしたちのゴールは3位の三浦選手の少し前。

おかげでこの時間帯のフィニッシュの割には観客が多くて賑やかな中\(^-^)/\(^-^)/無事ゴール。

小原さんに抜かれたこと、いい思い出になりました。

8位ヤマケンさんのタイム、23時間52分とかも親しみしかないです。

2年に一回でもいいからまたハセツネダブルを開催してくれないかな〜

 

今回の功労賞。

  • T2Trail 10L   防水インナー付きだから雨でもザックの中は濡れず、オプションポケットも便利だし、ドロドロのレインパンツを脱いだあと、外付けにできて中を汚さず。
  • ポール ある無しで明暗分けたと思う。
  • レイングローブ  ペラペラの26gだけど持ってて良かった。アクシーズクインの商品は風雨を防ぐのではなく「凌ぐ」をコンセプトにしているらしい。まさに凌げた。

参加賞はこちら。

スタートしてすぐの渋滞のときに佐藤栞里さん似のカワイイ女性とお話したのですが、岩手からの参加でハセツネは初めて、もちろん試走もなし(動画で予習したそう)とのことで、初めてでこのコンディションは大変だろうなー、どうしたかなーと思っていたのですが、なんと金毘羅尾根で再会!!!

近いところでゴールしました。

SNSやってますか?とか連絡先とか聞きそびれてしまったけれどもしこのブログを目にすることがあればぜひともコメントください!

繋がるといいな。

 

さて、次は1ヶ月後の日光

ゲストランナー小原さんだよ❣️(嬉)