こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

走ってきましたITJ

夕陽の美しい西伊豆

松崎町がスタートのITJf:id:kobitoku:20201215065157j:plain

先日、湘南国際マラソンも中止が決定したばかり。

ITJも直前まで開催されるかどうかわからないような状況でもありました。

それでもエントリーをし、練習して準備して・・・コロナ禍の中ではでもうそれで十分なような気すらしていた。中止になっても仕方ないなと。

 

今年の大会はこれまでと違う点がいくつもありました。

まず受付が松崎ではなく三島で予約制。宿泊も三島と西伊豆に分散。

スタートは3つのウェーブに別れて。

マスク着用、手指の消毒。

レース前後2週間計4週間の毎日の検温と体調チェックの提出などなど。

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受付は紅葉がめっちゃ見頃の三島の楽寿園

おかしな話ですが受付や装備品チェックだけでもう、わぁ〜と何かこみあげてきました。

たぶん、みんなも同じなんだと思う。

会場に溢れる笑顔、わくわく感。みんなニコニコしてる。

 

そして翌朝のスタート会場。

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ABCの三つに分かれての整列。地面に立ち位置のテープが貼られていて1m間隔に並べるようになっていた。いつもはスタート前はギュー詰めで背の低いわたしは周りの人を風除けにしてるけど今回はスースーで海からの風が直撃。寒い!

スタートするまでのマスク着用はいい防寒になった。

スタートは2分おき。わたしはCウェーブだったのでゲートは遥か彼方。

「Cブロック、ゲート解除」と若干おおげさな放送がされてからゲートまで走る。すでに心臓バクバク。

カウントダウンが始まる前になんとかゲート前に到着で即、スタートという風でした。

夜明け前の細い月とそのすぐそばに金星がピカピカに光ってた。

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トレイルヘッドまでのロードで夜明け。

ヤビツ峠走を思い出しながら歩かず40分くらい?走りきってトレイルへ。

ながーくなるのでレースの模様は省略。

宝蔵院のあとの黄葉したトレイル、紅葉した林道、光あふれる道、全部良かった。

陽が照れば暑いし、風が当たれば寒いし、どっちなん?って思うけれど、暑いかもなぁと思いながらも長袖on長袖のウェアのセレクトは間違ってはいなかったようだ。思ってたよりは寒かった。

 

そしておなじみのITJらしいこの風景。(ちょっと曇ってきた)

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今年は風が強くてより一層ITJらしさが高まる。

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大きな富士山に向かってまっすぐ行く。

 

コース変更があり距離が短くなったのでこがね橋エイドから二本杉峠までの間で前回のこの区間タイムを40分も短縮!そのため日没はだるま山の先になってしまい、あの素晴らしい夕陽は見られなかった。陽が沈んだあとの夜景も見られなかった。

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なんとライトを点灯したのはだるま山高原レストハウスを過ぎてからでした。

そのあとも前回とはコース変更で第一回大会のときのコースを走る。でも全く記憶にないからただただ走る。全部下りだと思っていたのでときどきのほんのわずかな上りに💢ってなる。

平坦になると歩いてしまう。

でも下りになるとやっぱり走る。あと2.5キロくらいって誘導の人に言われてからが鬼のように長かった。

時計のナビゲーション機能を使っていたのであと98mという表示が出たけどその先が上り坂!!!(知ってたけど)

絶対98m以上ある💢

禰󠄀豆子(の扮装をした男性)の応援を受けながら「なんなん?この坂?(知ってたけど)」と若干キレ気味にゴール。

ゴールには鏑木さんはいなくて応援の人も入れないからすごいあっさり。

完走証の発行もないので時計を写メっておしまい。

これまでの修禅寺の温泉街がゴールだったときの地元の方々の熱烈歓迎とかないけどハイタッチもないけど、それでも思い出に残るフィニッシュでした。

こんな時期に開催していただけたこと。

いろんな人に会えて、たくさん応援にも駆けつけてくれてて、オンラインで応援してくれてた人もいっぱいいて。

レースがなくても走れるけど、でもやっぱりレースは楽しいな。

コロナ禍だけど気をつけて工夫してみんなで考えてできることはやっていかないと。立ち止まってばかりじゃ前に進まないんだなとも思いました。

2020年、最初で最後の唯一のレース。記憶に残るものになりました。

松崎新港〜修禅寺虹の郷 66キロ 11時間半

感謝。