こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

図鑑は読み物

半年くらい前に友人からメールで「古い野鳥図鑑があるんだけどいる?」と打診され即答で「欲しい〜!」と手に入れた図鑑です。日本の野鳥 (山渓カラー名鑑)
おっきくて、分厚くて、重い。かさばるのでフィールドへは持って行けないけど、写真も解説もサイコー
ベッドサイドに置いてよなよな眺めています。
巻末の「バードリスニングのお勧め」という項で『ちらっと見えた鳥、一声鳴いた鳥が何という名前の鳥なのか、そんな詮索をするよりは野鳥たちのつぶらな眸に心を奪われ、その声に聞き惚れる方がはるかに楽しく、心もなごむのである』とあり、全く同感であります。


ちなみにわたしが最初にお世話になった図鑑がこれ
この小学館のフィールドガイドシリーズは野草の春、夏、秋も持ってます。
手に入れたのは1990年のことでもうボロボロ。図鑑には御法度かもしれないけど書き込みもたくさんしてます。
233種の鳥の記載なので図鑑としてはそれほど網羅しているものではなく、探鳥会に行くと他の皆さんの図鑑には載っているのにわたしのこの図鑑には載っていない〜ということもあり、だんだん持ち歩かなくなったのですが、今でも大好きな図鑑です。
なんと言っても読んでいて楽しいから。
例えばカケスの項、『雨覆に青、黒、白の美しい模様があり、山道などで1枚拾ったりすれば、宝物だ』とある。これを読んで以来ずっとカケスの羽根に憧れ続けてました。書き込みによると初見は98年12月藤野。羽根を初めて拾ったのは2012年8月箱根にて。

先日ヤブサメを調べていたときに隣りのページにキクイタダキが載っていて『富士山の3〜5合目あたりの原生林に多く、森の中で弁当などを食べていると頭の上にとまることもある愛らしい鳥』という記述に思わずへ〜とその状況を想像してほっこり。

どうもこびとくは図鑑は読み物として楽しむタイプのようです。


一方でこちらの図鑑は590種を網羅。
しかし、解説の文面が小難しくてあまり好きになれませんでした。
けれども分布が世界地図で示されているのがいい。
   ヤブサメです)

いつか自分なりの図鑑をつくってみたいなー(夢)
↓↓トレイルランナーに持っていて欲しいのはこれ。コンパクトなので絶対おすすめ。