こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

何者

朝井リョウ『何者』を読む。
桐島、部活やめるってよ』を先に読んで、おもしろいっていうより上手いなぁと思っていた若き作家さん。今度は就活小説です。イマドキの就活がよくわかる。
わたしたちのときにはなかったエントリーシート。ESって略されてて、もう全く知らない用語と化している。
twitterfacebookもバンバン出てくる。
昔と違うのはとにかくエントリーする会社が桁違いに多いってこと。だから面接に辿り着く前に書類で落とされる。
グループディスカッションというのもなかったような・・・。
今の就活は大変。わたしはきっと落ちこぼれてるな。
『本当のことを言おう』とした拓人のまとまりのない話に面接官も他の学生も戸惑う。就活では就活向けの回答しか受け入れられないのだ。だから就活が得意な者だけが受かる。
就活がうまくいかないだけでその人全部が丸ごとダメになる・・・。

ほんとに厳しくてやるせないのだけど、この小説の最後の一行に救われた。
だからこの小説は絶対最後まで読んでください。

ところで、この小説の中にでてくるコータローおすすめの"ズボラ飯"をつくってみました♪
題してミートソースでキーマカレー。コータローによるとミートソースはカレー粉が入っていないだけでキーマカレーの材料と一緒、とのこと。確かにそうだ
Let's try!にんにく、しょうがを炒めてお好みの野菜を炒める。
玉ねぎ、にんじん、ピーマン、大豆にしてみました。

そこにミートソースを投入。
こだわりのミートソース、レトルトパックなどいろいろありますが、敢えて安価な缶を使ってみた。

豆のトマト煮?!おい、ほんとに大丈夫か?!となったけど
カレー粉の他にうちにあったスパイス、シナモン、クミン、ターメリックガラムマサラなど適当に入れたら、あら不思議。

ちゃんとカレーになりました!!!
煮込み時間少なくていいので(何ならレンジでもOK)夏向きのカレーじゃないでしょうか。
他にはプリンのフレンチトーストが紹介されてました。パンのまわりにプリンを塗りたくって(カラメルごと)焼くんだって。