猫の随筆集を読んでいる。
編者は阿部昭氏。寺山修司、内田百聞、大佛次郎、伊丹十三などなど猫好きで有名な方々の猫にまつわる随筆集である。
全体的に古く(昭和)に書かれたものばかりなので、現在とは違う猫の飼い方に多少なり違和感を抱く。
まず、完全室内飼いなどは決してしていない。
そしてどこか突き放すような感じ。ちょっと残酷にも思えることもあり。
弱った愛猫も医者にみせるのではなく、死に場所に行くのだから・・・と外に出し、後日近所の人の通報で亡がらを拾いに行く。
でもわたしが子供の頃はみな、こういう感じだったよなぁと思う。子猫が5〜6匹生まれたらそのうちの何匹かは"処分"するのが当たり前だったような・・・。
あれっ?楽しく猫のエッセイを読むはずが、なんだか感傷的になってきた。
我が家のゆっきんさん、腎不全フードの悩みはつきない。というかわたしひとりが悩んでいるだけだが。
先日箱買いしたスペシフィックだが、最初の一個はまあ、食べてくれた。1個を三日間くらいかけて完食したのだが、途中からはレンジで温めないと口にしなくなり(温めると匂いがするから食べるのだ)、そのうちに温めても食べなくなってしまった。
今では、スペシフィックの容器を見せただけで逃げて行くようになってしまった。(ロイカナの腎サポパウチのときと全く同じ展開だ)
一晩中、お皿に出しっ放しにしておけば、夜中に少しは食べるかと思ったが、朝になって見てみても全く口をつけた様子がない。
「おれ、ねこ」では「こいつの言葉わからないけど、こいつの気持ちはなぜかよくわかる」と歌っているけど、全くわかってないじゃんかー!とひとり腹を立てるこびとくなのであった。
ああ、随筆集の中の猫のように、気ままにできたらいいのにな。
スペシフィックの残り15個どうしてくれよう
今日の記事とは全く関係ないけど先日飛んできた鳥切手昭和の切手は風情がありますねしかも封筒は猪熊さん!!感激でした。