こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

富士山麓トレイル♪

朝5時20分に家を出て、向かった先は河口湖畔。
バンザイ!秋晴れです。
開会式ではこのレースをプロデュ−スしたシンガーソングドクターの福田六花さんの演奏もアリ。

ゲストは河口湖在住のモデル(元モデル?)の木村東吉さん。
いくつになっても爽やか、カッコいい
もうひとりのゲストはトレラン界の女王、間瀬ちがやさん。

さあ、いよいよ召集です。スタートは渋滞を避けるため50人ずつのグループに分けて2分おきのウェーブスタート。自己申告のタイムが速い順のスタートになります。こびとくは第6ウェーブ。(昨年は第10ウェーブだった)

スタートでの六花さんの言葉。「このコースは景色の良いところがいっぱいあります。デジカメをお持ちの方はどうぞ持って走ってください・・・タイムや順位にとらわれず、一分でも長くトレイルにいた人が勝ちです」
とにかくこのコースを楽しむこと。それがこのレースのコンセプト。だから今年はデジカメ持って走りました。

気持ちの良い木立の中を走りながらシャッターを切るカシャッ


そして樹海の中へ。昨年はまだ夏の暑さが残る日だったので樹海に入った途端に別世界のようにひんやりしたけど今年はそうでもなかった。乾燥した日が続いていたせいか、昨年ほどウェットな感じもしない。だけどここだけは特別な空間。
写真を撮ろうとするとなぜかカメラが『バッテリーを交換してください』と表示が出てシャッターが切れなくなった。
樹海の中でランナーを待ち受けてくれていた六花さんとハイタッチする。「ゆっくり、ゆっくり」と言われる。
約1.5キロの樹海ラン。なかなか体験できることではない。非日常を楽しもう。

なが〜くつら〜い登り、そして岩だらけの下りが延々続いて内臓が揺すられ過ぎたのか、脇腹が痛くなる。最初は右。それがおさまったかと思うと次は左。後ろからかっ飛んでくる男性ランナーたちの束に次々と抜かれまくるこびとく。箱根駅伝ランナーの言葉を思い出し脇腹をギューッと押さえながら走り続ける。(脇腹の痛みというのは押さえてるとそのうち治まる言っていたから)
「あと5キロ」という表示も過ぎて前にも後ろにもランナーが見えなくなる。またもやひとり旅!
でも楽しい〜。つらいのに楽しいなんて全く変態。どうかしている・・・。

そして眼下に河口湖の町並みが見えた!!一瞬、前を行くランナーの姿もちらり。あと少し!
時計を見たら去年より全然速いペース

この先はあと少しと思ったらまだまだ長い登りもあって本当にきつかったけど、昨年の後半のレロレロ状態にはならなかった。「あと少しでミネストローネ」の看板は今年もあった。やっぱり心の中で「ミネストローネ!ミネストローネ!」と唱えながらのゴール!

もうお腹ペコペコ。
下山したらもうまっすぐにミネストローネとフォカッチャ配布のテントへまっしぐら。先にゴールしたランナーに食べ尽くされてたら泣いちゃうよ。やった〜、やった〜!
去年より20分も速いゴールでした。去年より強くなった自分。
他のランナーさんと「走った距離は裏切らない」って会話をしながら味わったミネストローネ&フォカッチャ!
食べる前に撮影するはずがパクパク先に食べちゃいました。美しい画像じゃなくてごめんなさい。