こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

台地を駆ける!

帰ってきました!
なんと寒い金沢!!
というのはレースの翌日のことで、レース当日は比較的暖かく、薄曇り、半袖で走れるくらい。ばんざーい!晴れ女や〜
まずは受付。昨年は全く並ばなかったけど今年は少し並ぶ。うぬ?エントリー数が増えたのか??

4000人以上のエントリーの半分以上は小中学生ということで今年もスタンドは父兄の皆さんでいっぱい。

皆さん、トラックをぐるぐる、ウォームアップ中。トレランレースばかり見てたのでこんな風にアップする姿を目にするのは久しぶりの感じ。でも5キロや10キロのレースなら充分に体をあたためといた方がいいんだよね。背中に○○大学陸上部、○○高校陸上部とか○○中学陸上部と入ったウェアが目につく。とにかく陸上部度が高い大会なのだ。

コースは昨年とは変更になって、市内をぐるりと回るコース。昨年は下ったその坂を帰りは登るコースだったが今年は最後の坂はそんなにきつくはないはず。なので「記録が出やすい」と大会HPに書いてあったような・・・。
しかし、これが全くの誤算であったことをあとから知るのであった。

この大会のいいのは開会式中も勝手にウォームアップできること。トラックをグルグル走っているランナーにはおかまいなく、開会式は進行する。集合はトラック中央のフィールドの中でほとんどスタート5分前くらいの整列。昨年同様、男子若い順からのスタートで35歳以上女子は最後尾。ネットタイムじゃないのでこれ、ほんとに不利なんです。
やはり昨年より人数が増えて1500人のエントリーだとのアナウンス。どうりで多いわけだ。なのに、昨年1周だったトラックを2周+100メートルしてから公道に出るのだという。もう、最初から無理というのは一目瞭然。周りの女性ランナーたちも「マラソン大会知らない人が考えたコースやわいね」とブーブー文句。同感です。
案の定、スタートからずっと渋滞。1周目終わらないうちにもう男子トップの人たちがやってきそうなのが見える。どうすんの〜。すごい勢いで外側のコースを速い選手が通り抜ける。わたしたちは端に追いやられ足踏み状態。2周目に入ろうというときにどんどん2周目終わった人たちがグランド外に出てゆくのだが、それに紛れて1周目しか終わっていない人が出て行ったとかいないとか・・・。ゴールでトラック2周はまだ理解できるがスタートの大混雑で2周ってほんとにありえない〜と思った。で、やっと2周終わって外に出たときはすでに7分以上が経過。距離はまだ1キロほど・・・。ということで昨年の記録更新はもう無理だなぁとがっかりモード。
それでも昨年同様2キロ付近に叔父叔母の応援。叔父とハイタッチして元気を取り戻す。その先に母の応援が。
長い下り坂の途中が3キロ地点の表示。時計を見ると18分過ぎている。やっぱり遅いな〜。なので下り坂を飛ばす飛ばす!下菊橋を渡ったら今度は石引の長い上り坂。ここは機関車のように登りました。夏の山練の成果がここで開花
この坂で一番抜かせた気がしますいつのまにか坂道得意になってる〜??
そのあと石引通りを走って、広坂の紅葉眺めながら、一気に繁華街へ下ってゆく。とにかくたくさんの交差点を通るので交通規制は大変なものです。
今年から変わったコースは犀川大橋も渡ります。ここ走ってみたかった!そのあと広小路の交差点を有松方向に直進。この交差点を交通規制するってドライバーさんにとってはありえない〜って感じでしょうが、一応、路線バスも止めていたようす。
が、しかし、その先でさらにありえないことが・・・。
残り2キロ付近の一番つらくなってくるところで交通整理のおまわりさん、ランナーを止めて車優先にしちゃいました。しかも1〜2台ではなく10台くらい車通してる。ランナーが次々に溜まってきちゃう。これで数十秒のロス&再び走り出してもスピードにのれない。箱根駅伝での蒲田の踏切で止められたランナーの気持ちがよくわかりました。
最後にグランドまではやっぱり緩いながらも上り坂。どこが「記録の出やすいレース」なんじゃ?うそつきー
ということで昨年より遅い53分53秒というタイムでのゴール。
だけど前半のタイムを考えればキロ5分くらいをキープして残り7キロは走っていたので自分を褒めよう。
今どき珍しく前後につけなくてはいけないゼッケンも面倒だったけど後ろから、同年代女子をターゲットにするには好都合でなんとか年代別の順位をあげようと35〜49歳の人たちをライバル視していたこびとく。にしても速いのは50歳以上の女子の方々。すごいなぁ。わたしもああいう50代を目指したいです。
マンモス大会が苦手なこびとくはローカル大会に出場することが多くて、いつもスタートがグダグダだったりもするのですが、スタートでもたついてもちゃんと後半で帳尻合わせていいタイムでゴールするってことはできるわけで、それを同じく最後尾スタートだった50歳以上のお姉さま方に学んだ気がします。

そしてこの大会の優勝者は星稜高校から早稲田大学へ進み、箱根駅伝でも活躍した三輪選手。31分台だったそうです。県内の大会では優勝しまくりですね。

またまた長文レポになってしまいました。
しかも「ありえない」を連発。だけどほんとは「あり得る」んだよね。
金沢市民マラソン、大好きなレースです。