こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

九十九里浜で見た鳥

日曜日の千葉遠征サーフィンで見た鳥の話。
サーフィンする人たちを双眼鏡で覗いていたら視野に入ってきた海鳥の群れ。最初はカモメ類(この時季ならほぼ100%ウミネコ)だと思っていた。だけど、どうも様子が違う。
双眼鏡のズーム機能を利用して倍率をあげてみるともっと翼の大きな鳥である。色も白ではなくてグレー。もしやこれはミズナギドリ!
ミズナギドリ類もカモメ類と同じく種類がいっぱいあって、こびとくレベルでは識別がむずかしい。うちに帰ってから図鑑で調べてみると「日本近海でもっともよく見られるのはオオミズナギドリ」とあったのでおそらくオオミズナギドリだったのだと思う。だけどさらに調べてみると九十九里浜には初夏にハシボソミズナギドリやハイイロミズナギドリの死体がたくさんあがるのだという。昨年の5月29日には1000体以上が打ち上げられニュースになった。ハシボソミズナギドリはタスマニアとアラスカを移動している鳥で5〜6月をアラスカで過ごし、7月にはアラスカを経ち9月にはタスマニアに戻る。1500キロの距離を6週間かけて渡るのである。その途中にあるのが日本。九十九里浜に打ち上げられたのはほとんどその年に生まれた若鳥で渡り途中に空腹で体力がなくなり死んだものなのだそうだ。
なんて過酷な渡り鳥の人生!
そんなドラマがあののんびりした海岸で繰り広げられているのである。
そして気になっていた数羽で飛んでゆく小型の鳥は多分、チドリ類(これも識別はこびとくには困難)だなーと思って調べてみたら九十九里の「町の鳥」が「シロチドリ」とあったのでシロチドリだろうと判明。九十九里をフィールドにしている相方のサーフィン仲間が「湘南の海と比べてこっちの海はどうですか?」と訊ねてきたが、「見られる鳥の種類が違う!」と答え、唖然とされたこびとくだった。

でもマジすごいです。
湘南ってハトとかカラスしかいないもの・・・。

人も少なかったよなー。
なかなか靴の話題にならずスイマセン。